世界中の人々をとりこにするかわいい動物といえば、猫。とくに日本は猫がモチーフのキャラクターや、猫を起用した広告、商品などが溢れています。今回は、どうして猫がこんなにかわいいのか、猫の魅力について取り上げます。

猫がかわいい理由

伸びをする子猫

猫がかわいい理由は、考えれば考えるほど言葉にするのが難しいものです。好きな気持ちには理由がないという人がいるように、猫をかわいいと思う気持ちにも理由がないという人も多いことでしょう。しかしここではあえて猫がかわいい理由を、いくつかの項目に分けて裏付けていきたいと思います。

顔の特徴

「猫目」、「猫の額」などといった言葉があるように、猫の顔には特徴があります。猫によってその特徴は異なりますが、あの小さな顔にいろいろな表情を浮かべる様子は、すべての猫に共通するかわいらしさです。たとえポーカーフェイスでムッとしていても、目つきやその顔つきが醸し出す特別なオーラは、猫たちにしかない魅力です。

顔の造りも本能的に人間がかわいいと感じる構造になっています。丸い輪郭に大きな目、小さな口とおでこの大きさが、人間の赤ちゃんと似た比率なのです。お世話をしてもらわないと生きていくことができない赤ちゃんは、そのかわいらしさで母性をくすぐります。これを、動物行動学の用語で「ベビースキーマ」といいます。身体とのバランスも同様で、頭の比率が大きめであることなども特徴のひとつに挙げられます。

猫の顔は、成猫になってもこのかわいらしさを失わず、人々を魅了し続けるのです。

身体

フェイスラインや耳、ひげや目など、顔だけでも魅力に溢れた猫ですが、身体とのバランスや足の形、お尻、しっぽなどを見るとさらなる魅力を見つけることができます。どこを取ってもかわいい猫ですが、とくに手が好きだという人は多いですよね。プニプニとした肉球の感触は、中毒性のある気持ちよさです。

鳴き声

猫が鳴く理由には大きくポジティブな場面とネガティブな場面に分けられますが、ポジティブな場面での鳴き声はとても愛らしいものです。ボリュームも大きすぎず、控えめで耳に心地よい音色であることが多いです。ニャーニャーというオノマトペ(※)も柔らかい印象で、かわいらしいという形容詞がぴったりです。

また、猫特有の鳴き声に、「ゴロゴロ」と聞こえる鳴き方があります。一般的には「のどを鳴らす」と表現されますが、この音の興味深い点は、人間の赤ちゃんの声と周波数が共通している点です。つまり無意識に、人間が猫を守ってあげたくなる声を出しているのです。

※オノマトペ:「擬音語」と「擬態語」の総称

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性格

猫の性格といえば、自由で気まぐれというのがステレオタイプです。その中でも一般的には男の子のほうが甘えん坊で寂しがり屋、かつ好奇心旺盛で、女の子は落ち着きがあっておませさん、そして自立していると言われています。人間と重なる部分が多いですよね。年齢によっても性格は変わりますが、その変化を楽しめるのも猫との暮らしの醍醐味です。

仕草・動作

ふみふみしたり、うずくまって寝たり、ペロペロと毛づくろいをしたりと、猫の定番の仕草は見ていて癒されるものばかりです。ゆらゆらと揺れるしっぽを見ていると、ときの流れがゆったり穏やかになるのを感じることがあるほどです。

身体能力が高いので、思わぬ場所にピョンと飛び乗ったり、狭い場所をくぐり抜けたりと、驚かせてくれる瞬間も多いのではないでしょうか。手を使っておもちゃと戯れる様子も、思わず笑顔が溢れるかわいらしさです。

子猫がかわいい理由

スヤスヤ眠る2頭の子猫

小さな身体で一生懸命生きる姿は、子猫に見られる特徴的な光景です。走り回るとコテッと転んでしまう様子や、何度も立ち上がる姿、ときどき怯える表情を浮かべながらも勇気を出して挑戦する勇姿は、何時間見ていても飽きることがありません。もしかすると、その不安定さに人は夢中になってしまうのかもしれません。子猫の顔も同様です。猫の顔の比率はもともと人間の母性をくすぐるものとなっていますが、子猫の顔は成猫とは異なる魅力があります。成長するにつれて変わっていく、まだ未完成の顔は、愛おしさを感じさせる要因のひとつです。

老猫のかわいい理由

物思いにふける老猫

歳を重ねた猫は、かわいさに磨きがかかり、深みが増してより魅力的になります。若い頃のような艶やかな毛並みや張りのある皮膚、凛とした出で立ちはなくなりますが、哀愁すら感じさせる容姿は老猫ならではの魅力です。瞳の輝きも変化が見られ、色そのものは少しくすんでくる猫もいます。この変化は多くの飼い主にとって美しいものです。猫が生きてきた歴史を感じさせます。

また、落ち着いた動作やゆったりとした仕草が作り出す空気はとても穏やかで、空間の品を押し上げてくれます。一緒に過ごしていると、ともに過ごせる時間のありがたみを感じることでしょう。1日に眠る時間も長くなります。すやすやと安心しきって深い眠りについた猫を見ていると、見ているほうまで眠くなることが多々あります。若いときと大きく異なる点かと問われると、そうではないかもしれませんが、気持ちを鎮ませてくれる表情に、ますます愛しさを感じます。

猫のかわいい仕草

猫にしか見られないかわいい仕草はたくさんあります。その代表的なものをいくつかピックアップしました。

ふみふみ

前足で柔らかいものをふみふみする仕草です。たとえば毛布やクッション、ときには飼い主さんの足やお腹をふみふみします。英語では「ミルクトレッド(milk tread)」や「ニーディング(kneading)」といい、子猫によく見られる仕草として知られています。育った環境によっては、成猫になっても続けることがあります。
この仕草をする理由には、お腹が空いたときや甘えたいとき、眠たいときなどが挙げられます。母猫のおっぱいを探してふみふみする行為に由来していると考えられていますが、そうだとすれば母性がくすぐられるのも納得です。

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毛づくろい

眠る前などにペロペロと身体や肉球を舐める仕草です。舌の表面がザラザラしていますが、この突起をブラシのように使って汚れをきれいにして、毛並みを整えます。グルーミングとも呼ばれます。毛並みを整えるほかに、リラックス効果や体温調整の役割も果たしています。さらに自分の身体だけでなくほかの猫に対して行う場合は、愛情表現です。とても重要なコミュニケーション方法のひとつで、猫が仲間と認めた相手にしか行いません。自分で自分に行うグルーミングは「セルフグルーミング」と呼ばれる一方で、この愛情表現として行うグルーミングは「アログルーミング」といいます。

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スリスリ

足元でスリスリする猫

飼い主さんに対してスリスリする場合は、甘えたいときやおねだりとして行っていることが多いです。物に対して行う場合は、自分のにおいをつけて縄張りを安心できる環境にしています。マーキングの一種ですが、頭や身体を使ってスリスリとする姿は、とてもかわいらしく、される側も深い愛情を感じる仕草です。

猫と暮らすことによる癒しの効果

猫との暮らしは、私たち人間に大きな幸福を与えます。アニコム損保が行った2018年の「nekokusei調査」では「猫と暮らし始めて幸福度が高まったと感じるか」という質問に対して、99.7%の方が「とても高まった/高まった」と回答したという結果も出ています。具体的には、幸せホルモンであるオキシトシンが分泌されるためといわれていて、その効果は科学的にも証明されています。

猫を飼うと生活が変わるあるある

白いソックスを履いたような猫の前足

生活の中心が猫になる人はとても多いです。わが子のように愛情を注ぐので、いつでも愛猫のことで頭がいっぱいに。猫好きを見つけると、愛猫トークで盛り上がることも多々あります。また、お店で猫グッズを見つけると、いつの間にかカートに入れていた、なんていう経験をしたことがある方も少なくありません。

また、かわいい猫のことを常に考えているおかげで、心が穏やかに、優しい表情になる人も多いです。猫を飼うことで、ほとんどの人の生活はポジティブに変化します。

まとめ

いつでも無条件にかわいい猫。ただかわいくて癒しを与えてくれるだけでなく、私たち人間に与える影響はとても大きいです。猫がかわいい理由を言葉で説明するのは少しナンセンスかもしれませんが、今回はあえて掘り下げてみました。この機会に猫のかわいさに改めて感謝し、猫がいる暮らしの幸せを噛みしめてくださいね。

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監修獣医師

猫百科編集部

猫百科編集部

猫の飼い主歴10年以上の編集者が集い、毎日、猫の「あるある話」に花を咲かせ、情報交換している。編集部員の面々は、猫との暮らしがより健やかに、よりハッピーになるよう正確な情報をお届けするため、自己研磨の毎日である。