カメラのレンズをのぞき込む2頭の猫

愛猫の写真をかわいく、きれいに撮影してもらいたいと思ったら

猫と暮らす人であれば、誰もがわが子のかわいい仕草や表情についつい日常的にカメラを向けてしまいますよね。ですが、いざ自分で撮影するとピントがあっていなかったり…猫がこっちを見ていなかったり…、ブレていたり…と猫を撮影するには悩みがつきもの。そこで、プロのカメラマンに撮影してもらうといくらかかるの?出張カメラマンってなに?など、さまざまなお悩みに答えていきたいと思います。

ペットスタジオを利用する

子どもの七五三の撮影のように、愛猫を連れて撮影スタジオへ行く方法があります。スタジオで撮影するので、小物や背景が充実していることがメリットだと言えるでしょう。

また、天候や季節を問わずに一年中撮影でき、スタジオ自体が動物に優しい気温に設定されていることも良い点です。スタジオなので、外の音を気にすることなく落ち着いた雰囲気で撮影することができます。

ただし、ペットスタジオ等を利用する場合には、猫が初めての場所に緊張してしまったり、怖がってしまう場合もあります。お出かけに慣れていない子であれば、撮影の前に慣らしてあげる必要がありますのでご注意を。

ペットスタジオを利用するといくらかかる?

ペットスタジオは、平均して3万~5万が相場。スタジオによっては、撮影に使用する小物や衣装、背景などによってオプション料金が変わってきます。
また、完全予約制のスタジオが多いことから撮影時間がのびてしまうと料金が発生する場合があります。

ペットスタジオを利用する流れは?

スタジオでオレンジ色のリボンを付けている猫が座っている
ペットスタジオを利用するには、スタジオに問い合わせをし、まずは日程調整を行います。その後撮影イメージなどを担当者と相談していきます。料金は事前に支払いし、その後に撮影確定という流れになるスタジオが多いです。撮影は指定の時間内で行い、撮影終了後は、データでの受け取り、もしくは指定の作品での受け取りとなります。

出張カメラマンを利用する

猫の撮影をしてもらいたいけれど、外に連れていくのは難しいという方には自宅へ来てくれる出張カメラマンがおすすめです。猫が高齢で、外に連れていくのは心配、という方でも安心してかわいいわが子の写真を撮影してもらうことができます。

出張カメラマンを利用するといくらかかる?

出張カメラマンは、平均して2万~5万円が相場。カメラマンを指定した場所に呼んで撮影をするので、交通費が別途発生する可能性も。カメラマンによって、出張の範囲が決められている場合があるのであらかじめ確認しておきましょう。

出張カメラマンを利用する流れは?

まずは、撮影の申し込みをしましょう。その後、カメラマンから日程や、撮影したい構図、撮影枚数、撮影場所についての連絡が来ます。料金は、スタジオ撮影同様に前払いになるケースが多いようです。

また、猫の体調によっては撮影ができないこともありますので、柔軟に対応してくれる出張カメラマンを利用することをおすすめします。

また、写真データの受け取りはメールなどでダウンロードする方法や、実際に印刷した写真や事前に依頼していたサイズの作品が後日家に届く方法もあります。
どんな写真を、どんな形で欲しいのか事前に考えておくといいですね。

猫を外に連れていくときの注意点

普段とは違う場所で撮影をしたい場合には、猫を外へ連れていかなければなりません。家猫であれば、猫が動物病院以外で外に出ることは少ないため、注意しなければならないことがたくさんあります。準備をしっかりとして、安全にそして猫が安心して撮影できるような環境作りをしていきましょう。猫を外に連れていくときに気を付けておきたいポイントを3つご紹介します。

ポイント1 必ずケージに入れる

子猫が持ち運び用ケージに入っている
猫と外に出るときには必ずケージに入れましょう。特に電車やバスなどの公共交通機関を使用する場合にはケージに入れ、手や足を外に出さないようにすることがマナーです。

動物病院などで何度もケージに入れられたことがある猫であれば、怖いと思っている可能性が高いので、声かけをして安心させてあげましょう。
また、真夏や真冬は猫に負担がかかりやすいのでできるだけ避けてください。

ポイント2 お気に入りのおもちゃや、自分のにおいがするものを入れておく

絨毯の上で猫がおもちゃで遊んでいる
ケージの中には、わが子のにおいがついた毛布やタオルやぬいぐるみなどを入れてあげましょう。好きなおもちゃなどを入れてあげるのもおすすめです。いつもと同じものがあることで、猫が安心してくれるでしょう。

実際に撮影の現場に行ったときにも、音が鳴るおもちゃや動くおもちゃがあれば、猫の気をひくことができます。

ポイント3 万が一の脱走防止のためにハーネスを着用させる

黒い猫の首にハーネスが付けられている
囲いのない屋外での撮影を希望する場合には、必ずハーネスを着用させてあげましょう。猫は頭が小さいので首輪をしていてもスルっと抜けてしまうことがあります。首への負担を減らすためにもハーネスを利用するのがおすすめです。

通常、猫はハーネスを付けないで生活をしていますから、撮影の日にちが決まったら少しずつハーネスに慣れていってもらいましょう。外で撮影をしているときに、万が一大きな音などに驚いた場合でもハーネスを付けていれば脱走防止にもなります。

カメラマンに聞いた!スマートフォンで簡単に写真を撮影するコツ3つ

寝ている猫の姿がスマートフォンの画面に映っている
わが子をかわいく撮影してあげたいけれど、お金もかかるし…もっと手軽に撮影できる方法はないの…?ということで、お手持ちのスマートフォンで簡単にかわいくわが子を撮影する方法をプロのカメラマンに聞いてみました。

コツ1 おもちゃを使ってかわいく撮影しよう!

家でも外でも、猫は動きのあるおもちゃが大好き。特に紐状のおもちゃや音がなるおもちゃを撮影のときに猫の目の前に出すと、ばっちりカメラ目線の写真が撮影できます。

コツ2 どアップでじっくり撮影しよう!

寝ている猫の顔を接写
動きがある猫を撮るのは難しい!という方におすすめなのは“どアップ”での撮影。特に、猫のお鼻にピントを合わせた写真は、簡単にかわいく猫を撮影できる方法です。眠たそうにしているときや、ぼーっとしているときに、そうっと近づいて近距離で撮影をしてみましょう。カメラの音でびっくりしてしまう場合には、音がでるスピーカーの部分を手でしっかりと抑えてあげるといいですよ。音がならないカメラのアプリをダウンロードするのもおすすめです。

コツ3 動きのあるシーンを撮影しよう!

躍動感たっぷりの猫を撮影するためにはどうしたらいいでしょうか?ポイントは撮影する人と、おもちゃで気を引く人の2人で撮影に臨むこと!カメラを持ちながらおもちゃで気を引くのは至難の業です。2名体制で撮影すれば、猫がおもちゃに興味を持った瞬間をカメラに収めることができます。

コツ4 飛び移る瞬間を撮影しよう!

猫が飛び移る瞬間
猫は、高いところに上る際に、上を見上げて距離感を計ってからジャンプします。
ジャンプする瞬間や、上った先でカメラを待ち構えているとまるで猫が飛んでいるような写真が撮影できます。このときに、連写撮影をするとお気に入りのシーンをあとから取り出すことができます。

コツ5 目がまん丸のときに撮影しよう!

目が真ん丸の猫が映っている
猫といえば、まんまるの目。
猫の種類によっては、暗いところでグーンと黒目の範囲が広がります。人間同様、黒目がちのほうがかわいいとされていますから、少し電気が暗い場所で撮影するのがおすすめ。ただし、部屋を暗くすると撮影時にうまく写らなかったり、ブレてしまうこともあるので練習が必要です。

どんな瞬間もかわいい愛猫だから…

猫の撮影には、プロのカメラマンに頼む方法と自分で撮影する2つの方法があります。誕生日や、記念日など、大切な日にはプロに撮影してもらうのもいいですよね。プロのカメラマンにお願いすることで、飼い主が見たことのない表情や動きが撮影できるかもしれません。とはいえ、普段、家の中で飼い主だけに見せてくれる表情も大切な思い出のひとつ。いつでもわが子の今しかないその瞬間を撮影してあげられるようにしておきたいですね!

かわいく撮影できた写真は、アニコムの保険証に!

アニコムのペット保険「どうぶつ健保ふぁみりぃ」「どうぶつ健保しにあ」に加入すると、わが子の写真が入った「どうぶつ健康保険証」がもらえます。保険証の写真は、わが子を象徴する大切な写真を使いたいもの。プロのカメラマンに撮影してもらったものや、自分で撮影したとびきりの1枚を保険証に使いましょう。

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ライター

猫百科編集部

猫百科編集部

獣医師を含む猫の飼い主歴10年以上の編集者が集い、毎日、猫の「あるある話」に花を咲かせ、情報交換している。編集部員の面々は、猫との暮らしがより健やかに、よりハッピーになるよう正確な情報をお届けするため、自己研磨の毎日である。