「栄養」と聞くと「ビタミン」や「ミネラル」などが思い浮かぶかもしれませんが、実は「栄養」とは、生物が生命を保ち、また成長していくために、食物から摂取した物質を体内に取り込み、エネルギーや物質に変換させる活動そのものを言います。
一方で、ビタミンなどは「栄養素」と呼ばれ、栄養のために食物から摂取される要素のことを指します。
動物に必要な栄養素は、たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルの5種類があります。これらを「5大栄養素」と呼びます。
これらのうち、たんぱく質、脂質、炭水化物はエネルギーを供給し、ビタミン、ミネラルは代謝を助ける働きがあります。また、水も大切な栄養素の一つで、水を含めて「6大栄養素」と呼ぶ場合もあります。
犬に必要な栄養素は人と同じですが、人は雑食、犬は肉食に近い雑食なので、適切な栄養バランスの比率が違います。記事では、犬に必要な栄養素について1つずつ解説します。

たんぱく質

たんぱく質は、肉、魚、卵、乳製品などに含まれる「動物性たんぱく質」と、豆類、トウモロコシなどに含まれる「植物性たんぱく質」に分類されます。1gあたり4kcalのエネルギー源となるほかに、筋肉、内臓、皮膚、被毛、血液、酵素、ホルモン、免疫細胞などを作るために利用されます。
たんぱく質はアミノ酸で構成されています。アミノ酸は約20種類あり、「必須アミノ酸」と「非必須アミノ酸」に分類されます。必須アミノ酸は体内では合成されないため食事から摂取する必要があるアミノ酸で、犬では10種類あります。非必須アミノ酸は体内で作りだすことができます。

不足・過剰摂取したらどうなる?

たんぱく質が不足すると、成長不良、体重減少、貧血、皮膚や被毛の劣化、筋肉委縮などが起こります。野菜や炭水化物中心の手作りごはんや、品質の低いペットフードを与えたときなどに起こることがあります。
一方でたんぱく質を過剰に摂取すると、代謝されてエネルギー源となりますが、必要なエネルギー量を超えた場合、脂肪として蓄積されるため肥満になります。また、代謝の過程で生成された副産物を無毒化し、排泄するために肝臓や腎臓に負担がかかり、肝臓疾患や腎臓疾患になる恐れがあります。

脂肪

脂肪は、バター、ラード、魚油などの「動物性脂肪」と、大豆油、亜麻仁油、菜種油などの「植物性脂肪」に分類されます。1グラムあたりの熱量が9kcalでたんぱく質や炭水化物に比べ高いため、効率の良いエネルギー源となります。
また、体温の調節、脂溶性ビタミンの運搬や吸収、細胞膜の形成、ホルモンや胆汁の生成などに必要です。生体内で生成できない脂肪酸(必須脂肪酸)の供給源としても重要で、オメガ-6脂肪酸とオメガ-3脂肪酸が必須脂肪酸になります。
犬では、オメガ-6系はリノール酸で、植物油に多く含まれ、繁殖や皮膚と被毛の健康において重要な栄養素となります。リノール酸はγ-リノレン酸、アラキドン酸へと変換されます。
また、オメガ-3系はα-1リノレン酸で、亜麻仁油に多く含まれ、DHAやEPAに変換されます。DHAやEPAは魚に多く含まれ、抗酸化作用、抗炎症作用、抗がん作用などが注目されています。

不足・過剰摂取したらどうなる?

脂肪が不足すると、成長不良、繁殖機能の抑制、被毛の劣化や脂漏症などの皮膚障害が起こります。
一方で過剰摂取すると肥満になります。また、脂肪を分解する酵素を分泌する膵臓に負担がかかるため、膵炎が起こる可能性があります。

炭水化物

炭水化物は栄養素の糖質と、非栄養素の食物繊維で構成されます。人にとっては主要なエネルギー源ですが、犬はアミノ酸から糖類を合成するため、人ほど重要ではありません。しかし、エネルギー源となることや、ビタミン・ミネラルの摂取や腸の機能維持のために、適量の炭水化物は栄養素として有効です。
糖質は米や麦、イモ類,トウモロコシなどに多く含まれ、1gあたり4kcalのエネルギー源になります。食物繊維は野菜、キノコ、果物や海藻などに多く含まれ、腸管の健康維持に役立ちます。
糖質は、構成している単糖の数により、「単糖類」「少糖類」「多糖類」に分類されます。単糖類はそれ以上分解されない糖類で、グルコース、ガラクトース、フルクトースがあります。少糖類は単糖類が2つ以上結びついたもので、多糖類ほど分子量が大きくないものです。多糖類は結合する単糖の数がおおむね10個以上の糖類のことで、デンプンなどがあります。
脳、神経系や赤血球系のエネルギー源はグルコースのみであるためとても重要です。グルコースは肝臓や筋肉にグリコーゲンとして貯蔵され、必要に応じてグルコースに分解、利用されますが、余分な糖質は脂肪に合成され、体脂肪として蓄積されます。
食物繊維は、海藻や果物などに含まれる「水溶性食物繊維」と野菜や穀類・豆類に含まれる「不溶性食物繊維」に分類され、満腹感や血糖値のコントロール、便秘や腸内環境の改善に役立ちます。

不足・過剰摂取したらどうなる?

糖質が不足すると、エネルギーが不足するため疲れやすくなります。また、体を構成しているたんぱく質や脂肪が分解され糖質に変換されるため、筋肉量の減少や免疫機能の低下が起こる可能性があります。
糖質が過剰になると、脂肪が合成されるため肥満になります。
食物繊維が不足すると、便秘や腸内環境の悪化などが起こります。
食物繊維の過剰摂取はまれですが、軟便や下痢などが起こる可能性があります。

ビタミン

ビタミンは、生命維持や成長、繁殖などの正常な活動に必須な栄養素で、「脂溶性ビタミン」と「水溶性ビタミン」に分類されます。
脂溶性ビタミンは、油脂に溶け、肝臓に蓄積されます。そのため、過剰摂取は中毒を起こします。
水溶性ビタミンは、水分に溶けるため余剰分は尿中に排泄されます。そのため、過剰摂取による中毒はまれです。
犬はビタミンCを体内で合成することができます。

以下は、それぞれのビタミンの働きと供給源、過剰・欠乏した場合の症状について表にしたものです。

<ビタミン一覧表>

ビタミン 働き 主な供給源 過剰 欠乏
脂溶性ビタミン A(レチノール) 視覚、粘膜の機能維持、
成長、細胞分化・機能維持、骨代謝維持
緑黄色野菜、卵黄、レバー、バター、うなぎなど 骨の異常、皮膚の肥厚・角質化、
赤血球減少、食欲不振、体重減少など
夜盲症、眼球乾燥症、網膜変性、粗毛、皮膚障害、
食欲不振、体重減少、虚弱、免疫機能低下など
D(カルシフェノール) カルシウム・リン吸収促進、骨からのミネラル溶出、
骨・歯の成長促進、副甲状腺機能維持
干ししいたけ、卵黄、魚類など 高カルシウム血症、
軟組織へのカルシウム沈着など
クル病、骨軟化症、低カルシウム血症、運動失調など
E(トコフェノール) 細胞膜の構造維持、生殖腺・筋肉・神経系機能維持 緑黄色野菜、穀類、植物油、豆類など ほとんどなし 退行性骨格筋疾患、精子形成、障害、脂褐素症など
K(フィロキノン) 血液凝固因子の機能維持、骨代謝機能維持、細胞増殖 緑黄色野菜、卵黄、魚粉など 貧血、黄疸 出血
水溶性ビタミン B1(チアミン) 糖質代謝、神経機能の正常化 豚肉、大豆、緑黄色野菜など ほとんどなし 脚気、浮腫、神経炎、心臓肥大、四肢の失調など
B2(リボフラビン) 脂質代謝、皮膚・角膜維持など 乳製品、レバー、卵、緑黄色野菜など ほとんどなし 体重減少、脂漏性皮膚炎、白内障、繁殖障害など
ナイアシン 糖質・脂質代謝、脳神経の正常化 豆類、レバー、カツオ、マグロなど ほとんどなし 皮膚病、中枢神経障害、下痢、黒舌病
B6(ピリドキシン) アミノ酸代謝、神経伝達物質合成 肉、緑黄色野菜、卵など 運動失調(まれ) 神経症状、軽度貧血、筋肉の脆弱化、成長不良など
パントテン酸 糖質・脂質・アミノ酸代謝 肉、レバー、米、大豆、ナッツ類など ほとんどなし 脂肪肝、低コレステロール血症、成長遅延、昏睡など
葉酸 核酸・アミノ酸代謝、造血 レバー、卵黄、緑黄色野菜など ほとんどなし 貧血、舌炎、白血球減少、食欲不振、成長不良など
ビオチン 糖質、脂質、アミノ酸代謝 卵黄、大豆、卵黄など ほとんどなし 皮膚炎,成長不良、奇形
B12(コバラミン) 造血、葉酸の活性化 肉、魚介類など ほとんどなし 貧血、成長不良、神経障害
コリン 生体膜成分、脂質輸送、神経伝達物質合成 卵黄、ミルク、魚、豆類など 赤血球減少 脂肪肝、出血性腎不全、成長抑制、胸腺委縮症
C(アスコルビン酸) 結合組織の強化、抗酸化作用 柑橘類、野菜類など ほとんどなし ほとんどなし

ミネラル

ミネラルは、骨や歯などを形作るとともに、細胞内外液の電解質として浸透圧や筋収縮、情報伝達の調節を行っています。また、酵素やホルモンなどの構成要素でもあります。
犬の体に必要な必須ミネラルは、カルシウム、リン、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、塩素の「多量ミネラル」と、鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、セレン、マンガンなどの「微量ミネラル」があります。
これらは体にとって必要なものですが、過剰に摂取すると害があり、また互いに影響しあう性質があるため、バランスよく摂取することが大切です。
特に重要なのは、体内で多く存在するカルシウムとリンです。それらが適切な栄養状態にあるためには、カルシウム:リンの割合が1~2:1である必要があります。
また、良質なペットフードにはバランスを考慮したミネラルが含まれているため、サプリメントを使用すると過剰摂取に陥る可能性があるため注意が必要です。

以下は、それぞれのミネラルの働きと供給源、過剰・欠乏した場合の症状をまとめたものです。

<ミネラル一覧表>

ミネラル 働き 主な供給源 過剰 欠乏
多量ミネラル カルシウム 骨と歯の形成、神経伝達、筋肉の収縮・弛緩など 乳製品、骨、キャベツ、ブロッコリーなど 骨軟骨症、尿結石、他のミネラル吸収阻害、皮膚石灰沈着など クル病、骨粗しょう症、筋肉痙攣、てんかん
リン 骨、歯の形成、エネルギーの授受、生体膜の構成 肉、魚、乳製品など カルシウム吸収阻害、上皮小体機能亢進、腎機能低下 骨粗しょう症、筋力低下、溶血、成長遅延、食欲低下
マグネシウム 酵素の活性化、神経伝達、筋肉収縮、骨の安定 豆類、穀物、骨など 尿結石 成長遅延、刺激感受性過剰、テタニー(筋痙攣)など
カリウム 細胞内液の浸透圧調整、筋肉収縮、神経伝達 イモ類、野菜、果物、肉、魚、卵など 心疾患、心不全(まれ) 不整脈、筋力低下、脱力感など
ナトリウム 細胞外液の浸透圧調整、筋肉収縮、神経伝達、血液のpH調整 食塩 高血圧、むくみ 心拍数増加、飲水量減少、尿量増加
塩素 細胞外液の浸透圧調整、血液や腸内環境のpH調整 食塩 代謝性アシドーシス 虚弱、成長遅延、カリウム欠乏症
微量ミネラル 酸素を輸送するヘモグロビン、ミオグロビンの構成要素 レバー、赤身肉、魚 マンガン、銅、亜鉛の欠乏、嘔吐、下痢 鉄欠乏性貧血、倦怠感
亜鉛 酵素の活性化、ホルモン合成、たんぱく質合成、
免疫機能、皮膚の健康、肝保護作用など
牛肉、卵黄、乳製品、豆類など 銅・鉄の吸収低下、貧血 食欲低下、成長障害、皮膚・毛の異常、繁殖機能の低下
ヘモグロビンの合成、鉄の利用、骨や結合組織の組成など 魚介類、肉類、豆類 肝障害、神経障害など 貧血、成長遅延、骨格異常など
ヨウ素 甲状腺ホルモンの構成成分として、体温維持、
物質代謝、たんぱく質合成に関与
魚、昆布、わかめなど 食欲不振、倦怠感 倦怠感、脱毛、低体温、脈拍低下、体のむくみ、不妊、肥満
セレン 抗酸化作用 魚介類、肉類、穀類 食欲廃絶、体重増加抑制など 食欲不振、沈うつなど
マンガン 酵素の構成・活性化、軟骨の形成 穀物、鉱物塩 鉄欠乏(まれ) 代謝異常、軟骨形成異常

必要な量について

ペットフードの栄養基準を決めている世界的な団体として、「AAFCO(The Association of American Feed Control Officials)」があります。日本のペットフードで総合栄養食と書かれているものはAAFCOの栄養基準値をもとに作られています。そのため、総合栄養食を選べば栄養素としては足りていることになりますが、品質の良し悪しに注意が必要です。

炭水化物は必須の栄養素ではないため、AAFCOでは最低限摂取すべき量が設定されていません。ただ、脳の活動にはぶどう糖が不可欠であり、糖質を与えることでたんぱく質がエネルギー源ではなく体の構成成分として利用できることから、適量の炭水化物の摂取は有用です。一般的なペットフードには30~60%炭水化物が含まれています。
AAFCOでは、成長期と維持期でそれぞれ必要な栄養素の基準を設定しています。以下の表は、AAFCOの栄養基準(2016)から一部抜粋したものです。

栄養素 単位 最低値 最高値
成長期 維持期
たんぱく質 22.5 18
脂肪 8.5 5.5
カルシウム 1.2 0.5 2.5
リン 1 0.4 1.6
カリウム 0.6 0.6
ナトリウム 0.3 0.08
塩素 0.45 0.12
マグネシウム 0.06 0.06
mg/kg 88 40
mg/kg 12.4 7.3
マンガン mg/kg 7.2 5
亜鉛 mg/kg 100 80
ヨウ素 mg/kg 1 1 11
セレン mg/kg 0.35 0.35 2
ビタミンA IU/kg 5000 5000 250000
ビタミンD IU/kg 500 500 3000
ビタミンE mg/kg 50 50 1000
ビタミンB1 mg/kg 2.25 2.25
ビタミンB2 mg/kg 5.2 5.2
パントテン酸 mg/kg 12 12
ナイアシン mg/kg 13.6 13.6
ビタミンB6 mg/kg 1.5 1.5
葉酸 mg/kg 0.216 0.216
ビタミンB12 mg/kg 0.028 0.028
コリン mg/kg 1360 1360

※水分が含まれていない乾燥物質を基準としています

水は最も重要な栄養素です。全体重の約65%が水分でできていて、動物ではその10%が失われると死に至る可能性があります。

水分の2/3は細胞内に存在します。いろいろな代謝や化学反応を行う溶媒として重要な働きをします。

残りの1/3は血液やリンパ液などの細胞外液として存在し、酸素や二酸化炭素、栄養素とその代謝物、抗体や白血球などの輸送を行います。

酵素による消化や体温調節にも重要な役割を果たしています。

水分は、尿や便の排泄、唾液や肺からの蒸散によって失われます。その損失分は、飲料水や食事中に含まれる水分、代謝水(栄養素が体内でエネルギーになるときに生成される水)で補われます。代謝水は水分補給量の5~10%に過ぎないため、飲料水や食事中の水分をしっかりとる必要があります。

また、気温や湿度が高い季節や活動量が多いとき、発熱・下痢・嘔吐をしているときや妊娠・授乳期などは水分が普段より多く必要になります。

1日にどれくらい必要?

一般的に、一日に必要な水分量(ml/日)は、一日に必要なエネルギー量(kcal/日)が目安となります。

飲水量としては体重1kgあたり50~60mlが目安ですが、食事の形態(ドライフードかウエットフードか)、季節、運動量などによって変化します。

常に新鮮な水が自由に飲めるようにしておくことが大切です。硬水のミネラルウォーターは、ミネラルが多く含まれているため尿石症になる可能性があるので注意しましょう。

不足・過剰摂取したらどうなる?

水分が不足することを脱水と言います。脱水症になると、食欲や元気の減退、鼻や歯茎の乾燥、皮膚の弾力性の低下、尿量の減少や濃縮尿がみられ、最終的には命を落とす危険性があります。

水を過剰摂取すると、水中毒になることがあります。本来は過剰な水は腎臓から尿として排泄されますが、それを超えて大量に水分を摂取すると血液中のナトリウムの濃度が低下することで、ふらつきや嘔吐、昏睡などを起こし、命にかかわる場合があります。

ライフステージによる必要な栄養素の違い

犬のライフステージは、「哺乳期・離乳期・成長期(子犬・パピー)」「維持期(成犬・アダルト)」「高齢期(老犬・シニア)」に分類されます。ライフステージによって必要となる栄養素が異なり、過不足が生じると活動や健康に悪影響が及ぶことがあるため、それぞれに合ったフードの選択が大切です。

犬にサプリメントは必要?

サプリメントは栄養補助食品ともいわれ、栄養素の補給を目的として使用されます。例えばDHA・EPAの入ったサプリメントは抗炎症作用があるため、関節炎や皮膚炎などがある子によく使用されています。ただ、良質なペットフードには十分な栄養素が含まれているので、サプリメントを与えることで栄養過剰に陥り、尿石症や皮膚石灰沈着症など病気になる可能性があるため注意が必要です。犬のサプリメントは種類がたくさんあるため、動物病院で相談してから与えることをおすすめします。

まとめ

食事から得られる栄養素は、生きていくためにとても大切なものです。愛犬が長く元気に過ごすために、その子のライフステージや健康状態にあった適切な食事を選んであげましょう。

監修獣医師

石川美衣

石川美衣

日本獣医生命科学大学卒業。2008年、獣医師免許取得。卒業後は横浜市の動物病院で診察に従事、また東京農工大学で皮膚科研修医をしていました。2016年に日本獣医皮膚科認定医取得。現在は川崎市の動物病院で一次診療に従事。小さいころからずっと犬と生活しており、実家には今もポメラニアンがいて、帰省のたびにお腹の毛をモフモフするのが楽しみ。診察で出会う犬猫やウサギなどの可愛さに日々癒されています。そろそろ我が家にも新しい子を迎えたいと思案中。