新鮮な牛肉や馬刺しなど、生で食べられる肉は犬の大好物です。体調のすぐれないときは別として、元気な犬にはたまに生肉を食べさせてあげるのも良いですね。買ってきたその日のうちに、手早く料理してあげましょう。
卵殻パウダーカルシウムなどをほんの少し(0.4g程度)加えると、ミネラルバランスも良くなります。

海苔を活用しよう

このレシピには海苔を使っています。100g程度の牛肉に海苔を約2g加えるだけで、ヨウ素がしっかり摂れる計算です。ヨウ素は代謝や成長、体温調節、神経系の発達に欠かせない甲状腺ホルモンの構成要素です。特に成長期や発達期には必要不可欠なので、手作りごはんを実践している方にはぜひ取り入れていただきたい食材です。
ただし、昆布を使うとヨウ素が過剰になりやすいため、焼き海苔やあおさのりなどを適量使うのがおすすめ。手軽に取り入れられるのが魅力です。

材料

牛肉(なるべく赤身) 100g
春菊 30g
のり 2g
生姜 0.5g
黒すりごま 1g
亜麻仁油 3.5g

1.牛肉を犬が食べやすい大きさにカットする。大きすぎず、小さすぎず、犬の大きさに合わせてあげましょう。

2.春菊をサッと湯通しする。

3.全ての材料をボウルに入れ、全体を混ぜる。生肉なので、新鮮なうちに食べきれる量で作りましょう。

この量で、135gできます。
124.5kcal/100g中

体重別 犬の摂取カロリー(一日分)の目安

3kg 256kcal 4kg 317kcal 5kg 374kcal 6kg 429kcal
7kg 482kcal 8kg 533kcal 9kg 582kcal 10kg 630kcal
11kg 677kcal 12kg 722kcal 13kg 766kcal 14kg 811kcal

手作りをお休みしたい日は…アニコムグループの「7Days Food」

栄養たっぷりで美味しいごはんをつくって、愛犬に毎日の食事を楽しんでもらいたい――そう願う飼い主さんは多いことでしょう。一方で、手作りごはんを毎食用意するのは大変…と感じる方も少なくありません。
そこで、おすすめしたいのが時短で日替わりメニューを楽しめる「7Days Food」。ペット保険のアニコムグループが開発したワンちゃん用フードで、1つの味に12品目以上の食材を使用。調理の手間なく手軽に与えることができます。ドライフードにトッピングして与えることもできるため、これまでドライフードしか食べてこなかったワンちゃんが、フレッシュフードへ移行する際のステップアップにもおすすめです。
冷凍とフリーズドライタイプの2種類があり、用途やライフスタイルに合わせて選べるのも魅力。フリーズドライタイプは常温で保管でき、個包装で持ち運びにも便利なため、災害時の備えとしても注目されています!

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ライター

南村友紀

南村友紀

多摩美術大学卒業。ペット栄養管理士、日本ペット栄養学会会員。学校法人ヤマザキ学園犬学講師。 2001年 犬の手作り食の店 Kitchen Dog!を自由が丘にオープン。犬の手作り食の製造・卸・販売とともに、手作り食に関するプロデュース、コンサルティング、出版等で幅広く活動。Kitchen Dog!クッキングクラス主宰。犬のためのスローフード協会主宰。犬のごはんの作り方クラスを開校するほか、動物病院、動物関連施設への出張講義にて、犬の食について正しい知識を共有し、加工の少ない食事の大切さを広める活動を実施している。