ペット保険の選び方!
何を基準に選べばいい?比較すべきポイントなどをご紹介

近年、ペットが暮らす住環境がよくなったことやめざましい動物医療の進歩によって、ペットの寿命は伸び続けています。ペットと過ごす時間が長くなるのは飼い主としてとてもうれしいこと。大切なペットには健康で長く一緒にいてほしいですよね。

ペットと長く一緒にいられるようになったからこそ、考えておきたいのは診療費のこと。ペットの診療費は時に高額となり、家計を圧迫する要因ともなりかねません。金額面が課題となり、受けさせてあげたい治療を充分に受けさせられなくなる可能性もあります。

そんな場合に効果を発揮するのがペット保険ですが、さまざまな種類があり、「どれを選べばいいかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ペット保険を選ぶ際の参考にしてほしい保険の比較基準について紹介します。

ペット保険にはさまざまな種類がある

動物向け保険が生まれたのはおよそ100年前。スウェーデンで家畜を対象に販売されたのが始まりとされています。ペットを対象にした保険としては、イギリスで70年ほど前に販売されたのが最初です。

一方、日本では1995年にはじめてペット保険が販売され、現在では16社がペット保険を扱っています。日本のペット保険普及率は10.3%(※)と、まだまだ広く普及しているとは言い難い状況です。

※株式会社富士経済「2020年 ペット関連市場マーケティング総覧」調査 、一般社団法人ペットフード協会「令和元年 全国犬猫飼育実態調査」

補償割合は、診療費の50%、70%、80%、90%、100%と商品やプランによって異なり、免責や利用回数、限度額など補償内容はさまざまなものがあります。

ペット保険は何を基準に比較する?

インターネット上には各保険会社のサービスの比較サイトがあり、クリックするだけで簡単に資料請求もできるなど、ペット保険はより身近なものとなりつつあります。
そんなペット保険を選ぶ際によく比較される項目について紹介します。

補償内容を基準にする

ペット保険を検討する際にまず気をつけなければならないのは、補償の範囲です。手頃な保険料を特徴としている商品の中には通院が対象にならないものがあります。診療費が高額になりがちな入院と手術のみを対象とするのか、通院も含めるのか、補償を求める範囲をよく検討する必要があります。

また通院、入院、手術ともに一回の限度額が設定されているものが多く、利用回数にも制限があるものが主流です。中には「保険を使えるのは診療費が●●円を超える場合から」といった免責金額を設けているタイプもあるので、よく確認しましょう。

価格を基準にする

保険料は手頃なものを選びたいですよね。
しかし、保険料が手頃なものは補償内容が制限されていたり、免責金額が設定されていたり、保険金の請求手続きが少し面倒だったりする場合があります。
ご自身の家計を考慮しながら継続して支払うことができる保険料を算出し、その額に見合いつつ、必要な補償をしっかり受けられる商品を探すのがおすすめです。

保険の使いやすさを基準にする

私たち人間は、病院の窓口で保険証を提示すれば自己負担分の支払いのみで治療を受けることが可能です。

しかしペットには公的な健康保険制度がなく、診療費は全額を自己負担することになります。

その点、ペット保険に加入していれば負担割合に応じた支払いとなり安心ですが、ここで着目したいのは、ペット保険各社・商品によって保険金の請求手続き方法が異なってくる点です。

診療費を全額支払った後に、自身で必要書類をそろえて保険会社に保険金を請求するタイプの保険もあれば、人間の健康保険と同じように保険証を提示するだけでその場で保険が適用され自己負担分のみ支払えばいい保険もあります。また、アニコム損保では書類の郵送や窓口での精算だけでなく、さらにLINEによる保険金の請求手続きも可能となっています。

ペット保険は自動車保険などとは異なり、利用する回数がそれなりに多いものなので、保険の使いやすさ(保険金の請求手続きのしやすさ)も大事なポイントです。

付帯サービスを基準にする

ペット保険には、治療に対する補償だけでなく、ペットとの暮らしや健康管理をサポートするサービスなど、さまざまな付帯サービスも用意されています。

アニコム損保では、ペットのうんちを送るだけで、腸内年齢や病気のなりやすさを判定する腸内フローラ測定を毎年無料で受けることができるサービスを提供しています。また、ペットが迷子になった時に捜索の手助けをしてもらえるサービスや、獣医師にLINEで健康相談ができるホットラインなどもあります。その他にも、ペットと泊まれる施設で受けられるお得なサービスの紹介など、ペットとの暮らしがより充実するようなサービスを多数ご用意しています。

どんな内容の付帯サービスがあるのか事前に知っておくことで、ペットの健康面だけでなく、迷子になってしまった時など万が一の事柄についても備えることができます。

各種割引を基準にする

最近は複数のペットと暮らす飼い主さんも増えています。アニコム損保では、2頭目以降の契約について割引を設けており(割引の対象にならない商品もあります)、多頭飼いの飼い主さんにとってはうれしいサービスとなっています。

ペット保険を選ぶ際に見ておくべき5つのポイント

ここでは先ほど説明したペット保険検討の際の5つの基準以外に、確認しておくべき重要なポイントを紹介します。

加入・更新できる年齢

ペット保険のほとんどの商品には、加入する年齢の制限や原則、健康体であるという条件も設けられています。ペットも人間と同様に歳を重ねるごとに疾病の可能性が高くなるため、早めに加入しておいたほうが良いでしょう。

商品にもよりますが、新規の加入は0歳から10歳程度までの年齢制限を設けているところが多くあります。

選べる商品の選択肢が狭まる前に、早めに保険に加入しておくのがおすすめです。
アニコム損保では、加入年齢の上限がない「どうぶつ健保 しにあ」という商品もありますので、年齢でペット保険への加入を諦めなければならないということはありません。

保険料の上がり方

ペット保険の場合、ずっと同じ保険料で契約更新できるわけではなく、年齢に比例して上がっていくシステムが主流です。最も多いのは1歳ごとに少しずつ引き上げられていく保険ですが、一定の年齢ごとに引き上げられるタイプもあります。また、前年に保険を使用した回数が多ければ、その分が翌年以降に割り増し加算されていく仕組みの保険もあります。

そのため、初年度だけでなく継続して契約する場合の保険料についても事前に確認しておく必要があります。

免責金額・免責事由

損害や事故が発生しても、保険会社が保険金を支払う責任を負わないことを「免責」と言います。「免責」の中には、金額と事由の二種類があります。

金額については、「保険を使えるのは診療費が●●円以上の場合から」といった免責金額を設けている場合です。実際に保険を使おうと思っても、診療費が免責金額に満たなければ保険が適用されないこととなります。

続いて、免責事由についてです。ペット保険には一定の免責事由が設けられおり、一般的には、ワクチン等の予防接種、加入前から発症していた疾病、自然災害に起因するケガ、飼い主の重大な過失によるケガ、去勢や避妊、正常分娩による出産にかかる費用などが該当し、支払いの対象とはなりません。

その他にも、契約期間中の傷病歴によって、継続時に免責条件が追加される場合もあります。その点、アニコム損保では、ご契約期間中の傷病歴により、免責条件を追加することは基本的にはありません。

補償を受けられると思っていたのに、受けられなかったといったことが起きないように、免責金額や免責事由を契約前に十分に確認しておくようにしましょう。

補償範囲・割合

不慮の事故によるケガ、および病気の治療に関して動物病院で獣医師による治療を受けた時には、その費用の一部をペット保険でまかなうことができます。負担割合は加入するプランにより異なりますが、50~100%の範囲が一般的です。

補償の範囲や自己負担の割合により、保険料は変わってくるため、毎月保険料を支払うことも考えて商品を選ぶことが大切です。

申込み方法

申込み方法は、インターネット上でのオンライン加入と、郵送で必要書類を送って手続きを行う2パターンがあります。オンライン加入と、申込書(郵送)による手続きの場合では補償開始日や、お申込条件が異なります。

その他、ペットショップなどでペットを迎えた際にペットショップの店頭で保険に加入するパターンなどもあります。

ペット保険で補償外となる主な治療例

ペットの健康診断や予防接種、去勢や避妊の手術、出産にかかる費用は保険の補償外となります。また、ワクチンの予防接種で防ぐことができる病気に関しても保険金は支払われないので、必要とされる予防接種は必ず受けるようにしましょう。

なおペット保険には、保険が適用されない「待機期間」があります。「初年度の始期日から30日間」など、一定期間中に被った病気は保険の対象とならないのが一般的ですので、この点にも注意が必要です。

アニコム損保の公式サイトでは、補償対象・対象外について詳しく紹介しています。以下リンクよりご確認ください。
https://www.anicom-sompo.co.jp/products/insurance1/plan/target/

ペットに合わせた保険を選ぶことが大切

今やペット保険は、飼い主とペットに合せて自由に選べる時代となり、インターネットで簡単に申込みもできるようになっています。

しかし、だからこそ内容をしっかりと確認し検討することが重要になってきます。継続的な商品だからこそ、補償内容や保険料が適切であるか、使いやすい保険であるかなどを慎重に見極め、後から後悔をするようなことがないようにしましょう。

記事作成:アニコム損害保険株式会社

ペット保険シェアNo.1のペット保険専門の損害保険会社で、グループ創業は2000年。動物病院の窓口で使用できる便利な「どうぶつ健康保険証」や、「どうぶつ健活(腸内フローラ測定)」などのサービスを提供しています。『涙』を減らし、『笑顔』を生みだす保険会社を目指して、グループをあげてケガや病気の予防促進に取り組んでいます。

※シェアは各社の契約件数から算出しています。
㈱富士経済発行「2023年ペット関連市場マーケティング総覧」調査

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