季節の変わり目は、愛犬も体調を崩しやすい時期。豚肉と野菜を効率的に摂れるごはんを愛犬に食べさせてあげませんか。

ビタミンB群の大事な役目

豚肉に多く含まれるビタミンB群は、エネルギーの代謝に欠かせない補酵素です。ビタミンB群がスムーズな代謝を助け、走ったり遊んだりするパワーを作り出しているので、積極的に食べさせてあげてくださいね。

材料

豚ヒレ肉  100g
赤パプリカ 1/2個
茄子    1本
オリーブ油 適宜
(437kcal)

作り方

1.赤パプリカは半分に切り、種を取り除く。茄子はヘタを切り落とす。
2.オーブントースターに軽くオリーブオイルを塗ったアルミホイルを敷き、赤パプリカと茄子を10〜15分焼く。赤パプリカは表側が上になるように置き、どちらも皮が焦げるくらいに焼く。
3.オーブントースターから取り出し、粗熱が取れたら焦げた皮を剥き、フードプロセッサーでペースト状にする。

4.野菜を焼いている間に、フライパンで1cmくらいの厚さに切った豚ヒレ肉をソテーし、食べやすい大きさに切る。
5.3.のペーストで和える。

野菜のチカラを利用して健康に!

赤パプリカは、抗酸化力が強く体内の不要なコレステロールを除去してくれます。
赤いものがビタミンCや、皮膚の老化防止にもなるルテイン、抗酸化物質のカプサンチンを多く含みます。ビタミンCは、柑橘類よりも多いほどです。
茄子はカリウムや食物繊維が豊富なので、むくみを取ったり、腸活に良い野菜です。

実際にあげてみました!

人間でも食欲をそそるような香りに、いてもたってもいられなくなったのか、
寝ていたはずが飛び起きてきました。
もちろん完食、名残惜しそうにもう中身がないお皿をなめ続けていました。

初めてあげる食材は、愛犬の様子をよく見ながら

栄養も摂れて愛犬の喜ぶ顔も見られる手作りおかずですが、いつもと違うごはんの場合、胃腸が刺激され、消化器になんらかの症状が出ることがあります。初めてあげる食材は、愛犬の様子をよく見ながら、少しずつ試すようにしてください。

※手作り食はお早めにお召し上がりください。
※ワンちゃんに持病がある場合は、かかりつけの先生にご相談ください。
※本記事は2.5kg程度のワンちゃんに与える二日分、6㎏程度のワンちゃんに与える一日分想定の材料の分量を記載しております。

体重別 犬の摂取カロリー(一日分)の目安

3kg 256kcal 4kg 317kcal 5kg 374kcal 6kg 429kcal
7kg 482kcal 8kg 533kcal 9kg 582kcal 10kg 630kcal
11kg 677kcal 12kg 722kcal 13kg 766kcal 14kg 811kcal

手作りをお休みしたい日は…アニコムグループの「7Days Food」

栄養たっぷりで美味しいごはんをつくって、愛犬に毎日の食事を楽しんでもらいたい――そう願う飼い主さんは多いことでしょう。一方で、手作りごはんを毎食用意するのは大変…と感じる方も少なくありません。
そこで、おすすめしたいのが時短で日替わりメニューを楽しめる「7Days Food」。ペット保険のアニコムグループが開発したワンちゃん用フードで、1つの味に12品目以上の食材を使用。調理の手間なく手軽に与えることができます。
ドライフードにトッピングして与えることもできるため、これまでドライフードしか食べてこなかったワンちゃんが、フレッシュフードへ移行する際のステップアップにもおすすめです。

冷凍とフリーズドライタイプの2種類があり、用途やライフスタイルに合わせて選べるのも魅力。フリーズドライタイプは常温で保管でき、個包装で持ち運びにも便利なため、災害時の備えとしても注目されています!

※アニコムグループの(株)シムネットのECサイト「みんなの健康専門店」へ移動します。

ライター

南村友紀

南村友紀

多摩美術大学卒業。ペット栄養管理士、日本ペット栄養学会会員。学校法人ヤマザキ学園犬学講師。 2001年 犬の手作り食の店 Kitchen Dog!を自由が丘にオープン。犬の手作り食の製造・卸・販売とともに、手作り食に関するプロデュース、コンサルティング、出版等で幅広く活動。Kitchen Dog!クッキングクラス主宰。犬のためのスローフード協会主宰。犬のごはんの作り方クラスを開校するほか、動物病院、動物関連施設への出張講義にて、犬の食について正しい知識を共有し、加工の少ない食事の大切さを広める活動を実施している。