
うさぎが飼い主の後をついてくる……!うさぎについてこられるのはうれしい反面、なぜついてくるの?こんなについてきて大丈夫?と疑問に思うこともあるでしょう。うさぎがついてくる(追いかけてくる)理由や、そのとき注意したいことを紹介します。
ついてくる理由【1】飼い主のことが大好きでついてくる
うさぎがついてくるのは「飼い主のことが好きだから」とよく言われます。実際、飼い主のことが大好きで、とにかく一緒にいたい、構ってほしいという気持ちや、ついていったらいいことがあるかも、という期待から追いかけてくることがあります。飼い主冥利につきるとてもかわいい理由です。このとき、飼い主の足の周りを8の字を描くように周ることも。これも大好きな気持ちの表れです。そのまま追いかけっこやかくれんぼをして遊んだり、スキンシップをとったりすれば、もっとうさぎと仲良くなれるでしょう。
ついてくる理由【2】要求があってついてくる

「ごはんをちょうだい」「おやつをちょうだい」「一緒に遊んで!」「なでて!」など、要求があって追いかけてくることもあります。耳を立てて、訴えかけるようなキラキラの目で飼い主を見つめながらついてきたら、何かを求めている可能性大。ごはんの時間になっている、まだおやつをあげていない、いつもより遊ぶ時間が短かったなど、飼い主のほうでも心当たりがあるかもしれません。すぐに求めていることが分からなくても、それまでうさぎが過ごしていた場所やうさぎのケージを見てみると気づけることもあるでしょう。これも飼い主がお世話をしてくれる人とわかっていて、お願いすればやってくれるという信頼関係ができている証拠。うさぎの気持ちを汲み取って、できることであれば応えてあげましょう。ただ、おやつのおかわりなど過度な要求に応じる必要はありません。期待に添えないときは、言い聞かせるように理由を伝えて、わがままには応じない姿勢を見せてください。
ついてくる理由【3】繁殖期に入っている
繁殖期の行動のひとつとして、動くものを追いかけている場合もあります。低い音でブウブウと鳴いている、イライラしているといった様子があればその可能性が高いでしょう。上の2つと比べるとちょっと残念な理由かもしれませんが、うさぎは嫌いな人からは逃げるものです。これも飼い主のことが好き、信用しているという気持ちがあっての行動なので、あまり否定的に考えることはありません。ただそのまま追わせていると、足に乗って腰を振る通称カクカクという行動をされたり、イラついて噛みつかれたりすることも。いったん離れるなどして追いかけるのを中断させましょう。それでも何度も追ってくるときは、ほかの遊びなどで気をそらして繁殖期のストレスをうまく解消してください。
ついてくる理由【4】不安で後追いをすることも
外出して慣れない環境にいるときや、家に来客があるなどいつもと環境が違うときについてくるのは、不安な気持ちから飼い主のそばにいて安心したいのかもしれません。特に外出中は不安やストレスを抱えやすいものです。うさぎから目を離さずに、なるべく1番懐いている飼い主がそばにいてあげましょう。「心配ないよ」などと声をかけたり、お出かけの目的を説明したりして落ち着かせてあげてもいいですね。
うさぎがついてくるとき気をつけたいこと

うさぎはついてくるだけでなく、ダッシュで追い越して急に飼い主の前に出てくることもあります。愛情表現で8の字を書くように足の間を走り回るときも、急にスピードアップや方向転換をすることがあります。このとき踏んだり蹴飛ばしたりすることがないよう充分注意しましょう。特に慣れてきたころはうっかりしやすいので、うさぎにケガをさせることがないよう気をつけてください。また、床に座ろうとしたとき、実はうさぎがついてきていて、下敷きにしてしまう可能性もあります。うさぎがついてくるようになったら、うさぎの位置によく気をつけて、目を離さないようにしましょう。

まとめ
うさぎがついてくる理由はさまざまです。ただいずれにしても、根本には飼い主のことが好きで信用しているという心理があります。ここまで懐いたうさぎにケガをさせることがないよう、充分気をつけましょう。そしてこのまま信頼関係を維持して楽しいうさぎライフを過ごしてくださいね。