どうぶつkokusei調査
疾患との関連性(9)_猫_床の素材

床の素材は、ご家庭の好みによりさまざまかと思います。

床の素材が猫の健康にどのような影響を与えるのか、どうぶつkokusei調査の床の素材に関する回答(じゅうたん、フローリング、その他)をもとに調査しました。

【床の素材との関連が認められた疾患】

「じゅうたん」を選択した回答者で発生が多い傾向の疾患

呼吸器
呼吸器

「フローリング」を選択した回答者で発生が多い傾向の疾患

消化器
消化器

下に示したグラフのように、床の素材によって疾患の請求割合に違いが表れ、一部疾患との関連性が認められました。

じゅうたんでは、「呼吸器」疾患の発生が多い傾向がみられました。じゅうたんはハウスダストを取りきることが難しく、人間より低い位置で暮らす猫は、その影響を受けやすい可能性があります。
フローリングでは、 「消化器」疾患の発生が多い傾向がみられました。 他の素材と比べて、温度が低く体が冷えやすかったり、また、床に落ちているものを見つけやすく様々なものを口にする機会が増えるのかもしれません。

今回は関連性のご報告になりますが、例えば消化器の症状が出やすい猫の場合、床に近い場所の温度を意識してみるのもひとつの方法かもしれません。

※アニコム損保のペット保険ご契約者におかれましては、
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■ア二コム損保のどうぶつホットラインhttps://www.anicom-sompo.co.jp/hotline/

【各疾患の請求割合】

呼吸器疾患
呼吸器疾患
消化器疾患
消化器疾患

・アニコム損保のどうぶつkokusei調査(実施期間:2016/2/15~23)において、床の素材に関する回答のあった猫875頭に対し、2015/8/15~2016/8/14の間に保険金請求のあった疾患から分析
・各疾患の請求割合:床の素材に関する回答のあった猫875頭のうち、該当疾患で上記期間に請求があった頭数の割合