どうぶつkokusei調査
疾患との関連性(8)_猫の飼育経験

家庭で飼育されるどうぶつは、飼い主の行動によってのみ、食餌内容や生活リズムが決定されます。

飼い主の甘やかし度は猫の健康にどのような影響を与えるのか、犬に続いての検証です。
どうぶつkokusei調査の飼い主の甘やかし度に関する回答(非常に甘い、甘い、厳しい)をもとに、飼い主の甘やかし度と猫の疾患との関連性を調査しました。

【甘やかし度との関連が認められた疾患】

「非常に甘い、甘い」を選択した回答者で発生が多い傾向の疾患

消化器
消化器
肝・胆・膵
肝・胆・膵

下に示したグラフのように、甘やかし度によって疾患の請求割合に違いが表れ、一部疾患との関連性が認められました。

「消化器」と「肝・胆・膵」とは密接な関係にある臓器のため、少し意識を変えるだけで両方を防ぐことができるかもしれません。また、これらの疾患になったことで飼い主の補助が増えるのを「甘やかす」と回答した可能性もあります。その場合は、飼い主としてできるだけのことをしてあげたいという気持ちが、甘やかし度に表れたのかもしれません。

ねだられるとおやつやごはんをあげてしまう、嫌がるケアはしないようにしている…等々「甘やかし」は人それぞれです。時には甘やかすことも必要ですが、良い関係性を築くために、過度にならないよう意識してみてください。

※アニコム損保のペット保険ご契約者におかれましては、
 LINEのどうぶつ健康相談サービス「どうぶつホットライン」をぜひご活用ください。

■ア二コム損保のどうぶつホットライン
https://www.anicom-sompo.co.jp/hotline/

【各疾患の請求割合】

消化器疾患
泌尿器疾患
肝・胆・膵疾患
歯・口腔疾患

・アニコム損保のどうぶつkokusei調査(実施期間:2016/2/15~23)において、猫の甘やかし度に関する回答のあった873頭に対し、2015/8/15~2016/8/14の間に保険金請求のあった疾患から分析
・各疾患の請求割合:猫の飼育経験に関する回答のあった873頭のうち、該当疾患で上記期間に請求があった頭数の割合