寒くなってくると猫が寄ってきますよね。暖かい布団の中で猫と一緒にゴロゴロする至福の時を楽しみにしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。押しつぶしてしまいそうで、寝返りもできませんが、くっついてきてくれるのは、飼い主にとって幸せなものです。今回は、猫と布団で過ごす時の注意点についてご紹介します。

猫はそもそも布団に入るのが好き?

布団に入ってこないで、離れたところで寝るクールなタイプもいますが、暖かさや安心を求めて布団の中に入り込んでくる猫は多いです。

猫が布団の中に入る理由

人の腕を枕にする猫
では、なぜ猫は布団の中に入るのでしょうか。

暗くて狭いところが好き

猫は暗くて狭い場所が大好きです。布団以外でも、紙袋や段ボールの中、洗濯機の中など狭くて暗い場所を好みます。これは、獲物が隠れているようで狩猟本能が刺激されるからだと言われています。

外敵から身を隠せるため、安心できるということも理由だと言われています。野良猫たちも茂みの影や車の下、床下などを住処(すみか)にしています。飼い猫もすっぽり身を隠せる布団の中は安心できる場所なのでしょう。

飼い主に甘えている

本来猫は単独行動をする動物ですが、世話をしてくれる飼い主のことは信頼できるので、飼い主のそばがいちばん安心して眠れる場所となります。子猫の時には、母猫にくっついて眠るので、子猫の気分で母猫に甘える気持ちで飼い主と一緒に寝ます。

寒い

夏の暑い時期に布団に潜り込む猫はあまりいません。イエネコの祖先は北アフリカ出身のリビア猫なので、寒さが苦手と言われています。冬になると布団に潜り込んでくる、冬以外でも、寒い日に潜り込んでくるなどの話は多く聞きます。暖かい布団の中で飼い主にくっついて、暖をとっているのでしょう。

布団に入るのが嫌いな猫もいる?

子猫の時から飼っている場合や早期に去勢・避妊手術をした猫は、飼い主の後をついて回ったり、寝るときにくっついたりしてくる傾向が強いのですが、布団に入るのが嫌いな猫もいます。猫が布団に入ってこないからといって、信頼関係が築けていないというわけではありません。単純に好む寝床が他にあるのかもしれません。布団の中には入らないけれど、足元の布団の上に乗ってくる猫もいます。

ギャー! 猫が布団におしっこした!

ベッドの上を歩き回る猫
猫のおしっこはとてもにおうので、布団におしっこをされると困ってしまいますよね。一度されるとにおいがなかなか消えず、何回も同じ場所にされる可能性があるので、早めに対策をとりましょう。

猫が布団に粗相する理由

猫は、おしっこをする時に、穴を掘り、尿を吸収させ、被せるという行動をとります。布団でもカサカサ音がすると、その行動を取れる気がして、布団をトイレにしてしまうことがあります。

また、トイレの砂が好みでなかったり、トイレのカバーが嫌だったり、トイレが狭かったり、汚れていたり…と、トイレ自体が気に入らない可能性もあります。トイレを置く場所も気をつける必要があり、食器の近くでトイレをしたくなかったり、洗濯機の側だと安心できなかったりします。周りを見渡せる場所を好む場合もあります。また、泌尿器疾患により粗相をしてしまっていることもあります。

粗相対策、どうすればいい?

布団で粗相をしてしまった場合、においがついてしまうので、繰り返す可能性があります。まずは、布団についたおしっこのにおいを消しましょう。洗剤で洗ったり、消臭剤を用いたりして、においを取り除きます。猫が苦手とする消臭剤もあるので、猫の様子を見ながら、何種類か試してみるとよいでしょう。

究極の手段としては、布団がある部屋には入れないようにしたり、布団を使うときは猫をケージに入れたりする、といった方法もあります。

また、前述したように、トイレ自体の仕様や置き場所を見直すことも大事です。トイレ砂が気に入らない場合もあるので、何種類かを試してみるのもおすすめです。

あまりに粗相の頻度が高いようであれば、泌尿器疾患がないか、動物病院で見てもらうとよいかもしれません。一度泌尿器疾患になると、疾患時に生じる排泄の痛みとトイレを結びつけてしまい、トイレを使用しなくなる猫もいます。その場合は新しいトイレに変えたほうがよいでしょう。犬のトイレトレーニングとは異なり、猫のトイレトレーニングでは褒める必要はありません。猫は静かに排泄することを好むため、そっと見守ってあげるようにしましょう。

猫と布団で一緒に寝る際の注意点


小さい子猫は押しつぶしてしまう危険があるため、一緒に寝るのはある程度大きくなり、俊敏に動ける4~5ヶ月位からにしましょう。布団に入ってくるのは猫の自主性に任せ、無理に入れるのは禁物です。感染症にも注意する必要があります。

感染症に気をつけて過度なふれあいは避けよう

寝返りを打った拍子に猫がびっくりして引っ掻いてきたり、噛んできたりすると、「猫ひっかき病」や「パスツレラ症」に感染することがあります。普段から爪は短くし、くっつきすぎて猫に不快な思いはさせないようにしましょう。

ノミ・ダニ対策は忘れずに

猫にノミがついていると、一緒に寝ている飼い主もノミに刺されます。普段からノミやダニといった寄生虫の駆除を定期的に行うようにしましょう。イエネコでもノミやダニがつくことはあります。

まとめ

ぬくぬく暖かくて、湯たんぽのような猫とくっついて寝られるのは、秋冬など寒い時期ならではの楽しみです。猫を清潔に保ち、安心して一緒に眠れるようにしましょう。

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監修獣医師

平野 翔子

平野 翔子

2012年に東京農工大学を卒業後、24時間体制の病院に勤務し、予防診療から救急疾患まで様々な患者の診療に従事。その傍ら、皮膚科分野で専門病院での研修や学会発表を行い、日本獣医皮膚科学会認定医を取得。皮膚科は長く治療することも多く、どうぶつたちの一生に関わり、幸せにするための様々な提案や相談ができる獣医療を目指す。パワフル大型犬とまんまる顔の猫が大好き。