
うさぎと一緒に暮らす醍醐味はたくさんありますが、中でもうさぎを撫でるのは最高に幸せな時間です。うさぎ好きなら、ふわふわの毛並みを見たらついさわりたくなるでしょう。でも愛情が先走り過ぎると、うさぎが嫌がってしまい、逃げられてゆっくり撫でられないばかりか、噛まれたり、いつまでたっても慣れてくれなかったりなどのトラブルに発展することも。
うさぎにも撫でられるとうれしい場所と、さわられたくない場所があります。 うさぎが撫でられて気持ちがいい場所や、撫で方のポイントを理解しておくことで、うさぎが喜ぶような撫で方をマスターしましょう!
うさぎは撫でられるのが好き?
ズバリこの答えは、「大好き!」です。
飼い主さんに撫でられて気持ちよくなると、うっとりと目を閉じ、床にべたっと張り付くように寝そべります。気持ちよさから歯ぎしりをすることもあれば、そのままうとうと寝てしまうことも。撫で終わった後に、もっと撫でてもらうことを期待してか、余韻に浸っているのか、しばらくじっとしていることもあります。うさぎにとって、飼い主さんに撫でられることは、コミュニケーションの一環であり、気持ちいいというリラックスタイムにもなるのです。
まずは撫でられることに慣れさせることが大事

撫でられることが好きといっても、うさぎは基本的に臆病で繊細です。知らない人に突然撫でられると怖がってしまいます。
特にうさぎを飼い始めたときは、新しい環境に慣れてもらうことを優先しなければいけません。飼い始めた最初の1週間は、最低限のお世話以外はあまりさわらず、そっとしておきましょう。
うさぎが新しい環境に慣れてへやんぽ(部屋の中をお散歩すること)を開始してからも、焦らずにまずは様子を見てみましょう。 うさぎが飼い主さんに興味を示して鼻先でつついたときや、撫でてほしくて手の下に頭を入れてきたときがチャンス! うさぎが甘えてきてくれた証拠です。うさぎが喜ぶ場所を撫でて、仲良くなりましょう。
おやつを利用して、撫でられる=うれしいと覚えさせる
うさぎの性格にも個性があり、人懐っこさや自己主張の強さはその子によって異なります。撫でられるのが大好きで飼い主さんにまとわりつく子、撫でてほしいときにはぐいぐい手の下に頭を入れて猛アピールする子がいる一方で、あまり主張しない子もいます。それほど撫でてもらいたいと思わないのか、シャイで自己主張が苦手なのかわかりませんが、そんなうさぎには「大好きなおやつ作戦」を試してみましょう。おやつをもらうために寄ってきたときに撫でることから始めて、徐々におやつをあげる前に撫でる時間を長くしていきます。おやつと関連づけることで、撫でられることはうれしいこと、と覚えてもらいましょう。
どんなときに撫でるのがいい?

うさぎが上記のように撫でてほしいアピールをしてきたときはもちろん、飼い主さんの方から撫でたいと思ったら、うさぎがリラックスしているタイミングがおすすめです。ケージのすみでうとうとしているとき、飼い主さんの側でくつろいでいるとき(寝そべっている、座っているとき眠そうにしているときなど)も、撫でられることを喜んでくれるでしょう。
逆に、食事中やトイレにいるとき、一生懸命毛づくろいをしているとき、ケージから部屋に出たばかりで周囲の探索に夢中なときなど、うさぎがほかのことに真剣になっているときは撫でるのは後にしましょう。また、うさぎが嫌がる素振りを見せるときにはさわらないようにしましょう。
うさぎが撫でられて気持ちいい場所は?
それでは、うさぎが撫でられて気持ちがいい場所を見ていきましょう。今回は、「うさぎが撫でられたい場所3選」をご紹介。わが子が喜ぶ場所を探してみてくださいね。
①背中

背中はうさぎが撫でられてうれしい基本の場所。頭から背中にかけて、毛並みに沿って撫でると喜びます。お尻やしっぽは嫌がることがあるので、後ろの方まではさわらず、頭から背中までを手の平全体でくり返し撫でましょう。背中を撫でられると、次第に身体がぺとんと下がってきて、リラックスしてくれます。
②顔(おでこのあたり)
意外にも、うさぎは顔も撫でられるのが好きです。まずは背中を撫でてリラックスしたら、顔も撫でてみましょう。特におでこ(目の上から耳のつけ根)を触れられると気持ちいいようです。狭い場所なので指を使って撫でます。顔の中でも、鼻に近い場所をさわっても嫌がらない子もいます。うさぎが気持ちよく感じる撫で方を探してみてください。
③目の下あたり

目の下も撫でられると喜びます。表面を撫でるというより、うさぎ自身が毛づくろいのときにしているように、皮膚を軽く掻くような感覚でさわると心地よいようです。まずは背中やおでこを撫でて、慣れてから挑戦してみましょう。目をしっかりと閉じてリラックスしてくれている表情は、とってもかわいいものです。
撫でるときに注意することは?
いきなり顔の前に手を出すとうさぎを驚かせてしまいます。また高い位置から手を出すことも、天敵の攻撃をイメージさせて怖がらせてしまいます。必ず床に座って、低い位置からゆっくり手を伸ばすようにしましょう。抱っこは嫌がるうさぎが多いので、抱っこに慣れないうちは抱き上げて撫でるのはやめて、床の上で行います。
うさぎはお腹や足、耳をさわられるのを嫌がるのでさわらないようにしましょう。顔や背中を撫でるときに耳にもふれることや、耳のつけ根を撫でるのは構いませんが、耳だけをつかむようなことは絶対にやめましょう。

また、うさぎはにおいに敏感で、自分の身体にちがうにおいがつくことを嫌がります。化粧品や香水などの匂いがついた手でふれないようにしましょう。いつもと違うにおいがすると、ガブッと噛みつかれる可能性もあります。
また、うさぎと人の双方がかかる感染症もあります。室内飼育のうさぎには、人が病気を持ち込んで移してしまう可能性も。うさぎにふれる前後によく手洗いをしてください。
撫でることに慣れてきたらマッサージに挑戦
撫でることに慣れてきたら、体全体をマッサージするように撫でてみるのもいいでしょう。頭からお尻にかけて、揉むように触ってあげるとうさぎは喜びます。
食欲がないときや、お腹の調子が悪い時や、食欲がないときにはお腹のマッサージも効果的ですが、マッサージをするときの力加減や場所などは、かかりつけの動物病院の先生に相談するようにしましょう。
撫でる=コミュニケーション

うさぎを撫でることは、うさぎとの楽しいコミュニケーションでもあります。うさぎの撫でてほしいタイミングで気持ちのいい場所を探してくり返し撫でることで、信頼関係が生まれます。中には撫でられたあとに飼い主さんの手を舐めてお返しをしてくれるうさぎも。飼い主さんもリラックスして、名前を呼んだりうさぎを褒めたりしながら撫でて、仲を深めていってくださいね。

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