どうぶつkokusei調査
(6)_猫の体格

今回は、猫についての検証結果です。猫も犬と同じように、疾患と体格に関連性はあるのでしょうか。

どうぶつkokusei調査の体格に関する回答(やせぎみ、ふつう、太りぎみ)をもとに、猫の体格と疾患との関連性を調査しました。

【体格との関連が認められた疾患】

やせぎみの猫で発生が多い傾向の疾患

泌尿器
泌尿器
歯・口腔
歯・口腔

このように、体格によって疾患の請求割合に違いが表れ、体格と疾患の関連性が認められました。

ただし、この違いは、疾患にかかってから体格に変化が生じたと見ることもできます。やせている子・やせてきた子は、他に病気のサインがないかどうか、意識してみてください。病気の早期発見に繋がるかもしれません。もちろん疾患にかかってしまい、やせている子は、しっかり治療に専念してください。

犬も猫も、体型の評価方法は同じです。毎日体をなでながら、あばら骨の触り具合や肉付きをチェックすることを習慣にしてみてください。

※体型の評価についての参考資料:みんなのどうぶつ親子手帳
https://www.anicom-page.com/all_education_details?type=23&id=73

【各疾患の請求割合】

泌尿器疾患
泌尿器疾患
歯・口腔疾患
歯・口腔疾患

アニコム損保のどうぶつkokusei調査(実施期間:2016/2/15~2016/2/23)において、体格に関する回答のあった猫(870頭)について、2015/8/15~2016/8/14の間に保険金請求のあった疾患から分析