どうぶつkokusei調査
疾患との関連性_はじめに

これまで、みなさまからいただいたどうぶつkokusei調査の回答をもとに、どうぶつの暮らしの傾向について、集計した結果を公表してきました。

今後はさらに一歩踏み込んで、どうぶつの暮らしの傾向と疾患(※)との関連性を調査した結果をご紹介いたします。 (※疾患は18に分類しています。詳細は下記をご覧ください。)

これらの調査が、人とどうぶつが幸せに、健康で長生きするための一助となれば幸いです。

アニコム損害保険株式会社では、疾患を未然に防ぐ『予防型保険』の確立に向けて、今後も調査や施策を続けてまいります。

これまで、みなさまからいただいたどうぶつkokusei調査の回答をもとに、どうぶつの暮らしの傾向について、集計した結果を公表してきました。

今後はさらに一歩踏み込んで、どうぶつの暮らしの傾向と疾患(※)との関連性を調査した結果をご紹介いたします。 (※疾患は18に分類しています。詳細は下記をご覧ください。)

これらの調査が、人とどうぶつが幸せに、健康で長生きするための一助となれば幸いです。

アニコム損害保険株式会社では、疾患を未然に防ぐ『予防型保険』の確立に向けて、今後も調査や施策を続けてまいります。

【疾患分類】

分類名 主な疾患や異常
循環器 心臓・血管の疾患
呼吸器 鼻・喉・気管・気管支・肺の疾患
消化器 食道・胃・腸の疾患
肝・胆・膵 肝臓・胆嚢・胆管・膵臓の疾患
泌尿器 腎臓・尿管・膀胱・尿道の疾患
生殖器 卵巣・子宮・膣・乳腺・精巣・前立腺・包皮の疾患
神経 脳・脊髄・末梢神経の疾患
眼・まぶた・まつ毛の疾患や異常
外耳・中耳・内耳の疾患
歯・口腔 歯・歯周組織等、口腔内の疾患や異常
筋骨格 骨・関節・靭帯・筋の疾患や異常
皮膚 皮膚・毛包・爪の疾患や異常
血液 血液・骨髄・脾臓・免疫系の疾患
内分泌 糖尿病、副腎の疾患、副甲状腺(上皮小体)の疾患
感染症 ウイルスや細菌による感染症
寄生虫 寄生虫、原虫による疾患
外因 事故・中毒など外因が影響するもの
腫瘍 腫瘍性疾患

疾患との関連性(1)_体格

人と同様に、どうぶつも“肥満は万病の元”と言われる場合がありますが、体格の違いによってかかりやすい疾患に違いはあるのでしょうか。どうぶつkokusei調査の体格に関する回答(やせぎみ、ふつう、太りぎみ)をもとに、犬の体格と疾患との関連性を調査しました。

【体格との関連が認められた疾患】

やせぎみの犬で発生が多い傾向の疾患

消化器
消化器
寄生虫
寄生虫

太りぎみの犬で発生が多い傾向の疾患

生殖器
生殖器
内分泌
内分泌
腫瘍
腫瘍

このように、体格の違いによって疾患の請求割合に違いが表れ、体格と疾患の関連性が認められました。ただし、この違いは、ある疾患になってから体格に変化が生じたとみることもできます。

そばにいるとわかりづらいですが、比較的短期間で体格が変化する場合は注意が必要です。毎日体をなでながら、あばら骨の触り具合や肉付きをチェックすることを習慣にしてみてください。

人とくらべて体の小さな犬では、ちょっとした体重変化も大きな違いであり、毎日のほんの小さな気づきで、健康を守ってあげることができるかもしれません。(例えば、体重5kgの犬にとっての500gの体重変化は、60kgの人にとっての6kgの体重変化に相当します。)

【各疾患の請求割合】

消化器疾患
消化器疾患
寄生虫症
寄生虫症
生殖器疾患
生殖器疾患
内分泌疾患
内分泌疾患
腫瘍疾患
腫瘍疾患

アニコム損保のどうぶつkokusei調査(実施期間:2016/2/15~23)において、体格に関する回答のあった犬(3,445頭)について、2015/8/15~2016/8/14の間に保険金請求のあった疾患から分析