nekokusei調査
猫の暮らしと疾患の傾向(2)_猫の体型
前回の「(1)_猫の膀胱炎に関する報告」に引き続き、みなさまからいただいたnekokusei調査の
回答をもとに、猫の暮らしと疾患の傾向を調査した結果をご紹介いたします。
今回は「猫の体型」と疾患との関連性をご報告します。
【体型との関連性が認められた疾患】
やせぎみの猫で発生が多い傾向の疾患



下のグラフは、体型との関連性が認められた項目について、保険金の請求割合を表したものです。
このように、体型によって消化器、泌尿器、呼吸器の請求割合に違いが表れ、やせぎみの方が請求が多いという結果になりました。
病気になったあとで痩せてしまったことも考えられますが、特定の症状がないにもかかわらず体重が減っている場合は、これらの病気が隠れていないかご注意ください。
体重50kgの人にとっての1kgは、3kgの猫であればたったの60gです。小さな変化に気づけるよう、遊びながら身体をさわることを習慣づけることをお勧めします。
人と暮らす猫にとって、食餌内容、生活リズム、飼育環境等は、全て家族によって決定されます。
これらの調査が、猫が幸せに健康で長生きするための一助となれば幸いです。
※体型の評価についての参考資料:みんなのどうぶつ親子手帳
https://www.anicom-page.com/all_education_details?type=23&id=73
※猫の健康に関するご相談については、アニコム損保のペット保険ご契約者におかれましては、
LINEのどうぶつ健康相談サービス「どうぶつホットライン」をぜひご活用ください。
■ア二コム損保のどうぶつホットライン
https://www.anicom-sompo.co.jp/hotline/
【各疾患の請求割合】



- ・アニコム損保のnekokusei調査(実施期間:2018/2/28~3/8)において、体型(BCS)に関する回答のあった4,036頭に対し、2017/9/1~2018/8/31の間に診療があり、保険金請求のあった疾患から分析
- ・各疾患の請求割合:体型(BCS)に関する回答のあった4,036頭のうち、該当疾患で上記期間に請求があった頭数の割合
- ・各体型の分類:「やせぎみ」は「BCS1 削痩したネコちゃん」と「BCS2 低体重のネコちゃん」の合計、「ふつう」は「BCS3 理想的な体重のネコちゃん」、「太りぎみ」は「BCS4 過体重のネコちゃん」と「BCS5 肥満のネコちゃん」の合計の数値を使用
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