2023年12月26日

アニコム損害保険株式会社

今般の報道等をふまえた当社の対応について
ワンラブ社に対する特別代理店監査の実施

アニコム損害保険株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役 野田 真吾、以下 当社)は、今般の各種報道等をふまえ、当社の対応について以下の通りお知らせいたします。

■有限会社ワンラブ(以下 ワンラブ社)に対する特別代理店監査の実施

当社では、ペットショップ等の犬・猫等販売事業者との間において、ペット保険の普及・販売を目的とした代理店委託契約を締結しています。業界最大手の一角であるワンラブ社との間でも当該契約を締結し、ペット保険の販売を委託しております。金融機関である保険会社は社会的な公器としての役割を担っており、委託先代理店も同様の責務を担うものと考えております。

このような中、今般、ワンラブ社のフランチャイズ加盟店である株式会社Voice(以下 Voice社)において、11月28日に従業員が動物愛護管理法違反(虐待)容疑により逮捕された事件が報道されました。さらに12月11日には、Voice社の代表者も同容疑で逮捕された旨が報道されています。ワンラブ社においては、加盟店との間のフランチャイズ契約において、加盟店の監督責任を負っていることから、当社としては、Voice社のみならず、ワンラブ社の経営管理体制についても確認する必要があると認識しております。

別途、ニュースリリースさせていただいた『ペット業界の動物愛護管理法(8週齢規制)遵守に向けた当社見解について』にて述べているとおり、当該規制遵守の推進を図ることは、金融機関等の社会的インフラを担う事業者にとって、公益確保の観点から極めて重要な事項であると認識しています。

こうした状況をふまえ、ペットショップ代理店が犬・猫販売と同時に締結したペット保険契約の「販売直後の保険金支払い状況」(以下 接近事故率)を確認したところ、ワンラブ社の接近事故率が高い傾向にあることを認識しました。

したがって、当社はワンラブ社の法令遵守状況(保険業法、動物愛護管理法等)、さらには誠実かつ顧客本位の経営管理体制についても確認する必要があると考えております。
つきましては、ワンラブ社と当社の間で締結している代理店委託契約に基づき、特別代理店監査を実施することといたしました。

なお当社では、2023年10月2日付ニュースリリースのとおり、「子犬・子猫の販売に関するトラブルの情報提供窓口」を設置しております。犬・猫等の販売事業者における子犬・子猫の管理等はペット保険のご契約にも大きく関係することから、当社のご契約者であるかどうか、また保険募集や保険契約上の問題にかかわらず、情報提供を受け付けております。子犬・子猫をお迎えになられた際、ペット保険を含む各種ご契約手続きや販売方法等に関するトラブルに巻き込まれた方がいらっしゃいましたら、以下専用窓口に情報をお寄せください。

●子犬・子猫の販売に関するトラブルの情報提供窓口
https://service.anicom.co.jp/fm/pub/pr/trouble_info

※必要に応じて、当社から確認のご連絡をさせていただく場合がございます。
※ご提供いただいた情報をもとに、当社から自治体等関係機関に連携させていただく場合がございます。
※調査の進捗状況や調査結果については個別の回答ができない可能性がございます。予めご了承ください。
※販売事業者が当社委託代理店でない場合、当社による調査はできない可能性がございます。何とぞご了承ください。

*逮捕報道のあったVoice社の従業員及び代表者については、大津地検が不起訴とした旨の報道がございました。(2024年1月30日 追記)

【お問い合わせ先】
アニコム損害保険株式会社 広報担当
〒160-8352 東京都新宿区西新宿8-17-1 
住友不動産新宿グランドタワー39階
MAIL:pr@ani-com.com