2014年12月9日

ペットとの暮らし「ヒヤリ・ハット」経験は1:5:10

大ケガや大事故34件の裏には158件の事故と318件のヒヤリ・ハット経験!
絶対に防止したい「リビングでの誤飲事故」と「リビングでの落下事故」

 アニコム損害保険株式会社(代表取締役社長:小森 伸昭)では、契約者に対して、インターネットを通じたアンケートを実施し、「ペットとの暮らしで起きたヒヤリ・ハットの経験」に関する調査を行いました。


大ケガ34件の裏には318件のヒヤリ・ハット経験

ヒヤリ・ハット経験比率

 「ペットとの暮らしの中でケガや事故にあった経験や、ケガや事故に至らなかったヒヤリ・ハットの経験があるかどうか」を聞いたところ、有効回答616件のうち、「大ケガや大事故の経験がある」が34件、「ケガや事故の経験がある」が158件、「ヒヤリ・ハットの経験がある」が318件となりました。
 一般的に、ヒヤリ・ハットの比率(*ハインリッヒの法則)は、「1:29:300」と言われていますが、今回のアンケートでは「1:5:10」の割合となっていて、「ヒヤリ・ハット」に値する事象が起きていても、飼い主が気付かないケースが数多くあることも推察されます。
 ペットのケガや事故に対する十分な知識を持ち、予防策を講じることが必要であると言えます。

※ ハインリッヒの法則
アメリカの損害保険会社で技術・調査部の副部長をしていたハインリッヒ氏が、1929年11月に労働災害の発生確率を分析した結果を論文として発表したもので、1件の重大災害の裏には、29件のかすり傷程度の軽災害があり、その裏には300件もの「ヒヤリ・ハット」した(危うく大惨事になる)傷害のない災害が発生していたことを明らかにしたもの。

防止しよう!「リビングでの誤飲事故」と「リビングでの落下事故」

 どのようなケガや事故を経験したのか、発生場所や状況を聞いたところ、「リビングでの誤飲」「リビングでの落下」が、いずれの分類においても多数発生していることが判明し、最も注意すべきケガ・事故であることがわかりました。

大ケガ・大事故 割合(%)
リビングでの誤飲 17.6
リビングでの落下 8.8
散歩中の交通事故 5.9
散歩中の落下 5.9
台所での落下 5.9
庭での骨折 5.9

ケガ・事故 割合(%)
散歩中の交通事故 12.9
リビングでの誤飲 12.3
階段の落下 4.7
リビングでの落下 4.1
台所での誤飲 3.8

ヒヤリ・ハット 割合(%)
リビングでの誤飲 17.1
散歩中のかみつき 6.3
階段の落下 4.4
リビングでの落下 3.8
リビングでの脱臼 3.2

8割の事故が飼い主の近くで発生

 ヒヤリ・ハットを含むケガや事故を経験した際の家族の状況を聞いたところ、52.4%が「ペットの近くにいた」と回答しました。「同じ部屋(場所)にいた(18.8%)」「一緒に遊んでいた(13.1%)」も合わせると、8割を超えるケガや事故は、飼い主の手の届く範囲で発生しています。飼い主が近くにいても、ケガや事故が起きるということを念頭に置き、ペットが暮らす環境を整えることが必要です。


不安に感じていること (複数回答) 人数(人) 割合(%)
外出中に被災した場合、どうぶつのケアができない 1,450 60.7
避難先でのどうぶつ達のストレスが心配 1,390 58.2
暑さ対策、寒さ対策が心配 1,264 53.0
避難所で周りに迷惑を掛けないで生活できるか不安 1,206 50.5
どうぶつと一緒に避難できる場所を探す方法がわからない 1,102 46.2
必要な医療を受けられるか心配 1,027 43.0
いつも食べているフードが手に入るかどうか心配 991 41.5
どうぶつと一緒に避難できる場所が少ない 833 34.9
どのような対策、準備をすれば十分なのかわからない 645 27.0
預け先までの交通手段が心配 409 17.1

ペットが避難所に同行できるかわからない飼い主79.0%

「住んでいる自治体の避難所はペットが一緒に避難できますか」との質問には、79.0%が「わからない」と回答しました。また、一緒に避難できない場合に預ける予定の場所でも「考えていない」が最も多く、避難用品は準備しているものの、万が一の場合の行動まで具体的に考えている飼い主は多くないことが推察されます。

家族の状況 人数(人) 割合(%)
ペットの近くにいた 267 52.4
同じ部屋(場所)にいたが、ペットから目を離していた 96 18.8
一緒に遊んでいた 67 13.1
家にはいたが、ペットと別の部屋(場所)にいた 63 12.4
ペットを抱っこしていた 35 6.9
家には誰もいなかった 26 5.1
その他 25 4.9

発生場所別のヒヤリ・ハット事例

 発生した場所別にヒヤリ・ハットの具体的な事例を下表に示しています。いずれも大ケガ・大事故につながる可能性のある事例であり、ヒヤリ・ハットの経験を生かし、再発を防止することが必要です。
 また、これからは誤飲事故が増える季節です。誤飲事故の予防には、「ごみ箱を蓋つきにする」「人の食べ物をペットの手の届く範囲に置かない」などが有効です。事故の起きない環境を作り、年末年始を迎えましょう。


玄関 散歩の準備をしている時に、植木の肥料を食べてしまった。
家族の帰宅時に喜んでジャンプし、滑って足を痛めた。
家族が帰宅した際に喜んで走っていき、勢い余って落ちそうになった。
階段 階段上でじゃれていて、踏み外し、転げ落ちた。
リビング 仏壇のぶどうを飲み込んでしまった。
落した薬を飲み込んでしまった。
針金ハンガーで遊んでいて、口内に突き刺さった。
りんごをおやつに与えたところ、かまずに飲み込んでのどに詰まらせた。
猫じゃらしが両足に巻き付いてパニック状態になった。
ケージの柵に頭を突っ込んで外れなくなってしまった。
水槽の上に飛び乗った衝撃で、ガラスの蓋が割れ水の中に
こたつのコードをかじり、感電した。
台所 玉ねぎの切れ端が床に落ちた時、すぐ近くに寝ていて食べそうになった。
冷蔵庫に足をかけているのに気付かずに、思いっきり閉めてしまった。
調理中に飛びついてきて熱湯を頭からかぶった。
包丁を落して床にささったとき、横に犬がいた。
浴室 風呂のふたの上で暴れてふたごと水の中に落ちてしまった。
車の中 急ブレーキをかけた際、助手席から落ち一瞬意識を失った。
車内に置いたままにして10分程度で戻ったら、呼吸が荒かった。
散歩中 リードが放れてしまい、車道に飛び出してしまった。
公園で、抱っこして話をしていたら、突然飛び降りた。
車の内輪差でひかれそうになった。
その他 エレベーターに先に乗り込んでしまい扉が閉まってしまった。
リードの端がエレベーターのドアに挟まったまま動き出した。

調査方法

アニコム損保のペット保険「どうぶつ健保」契約者に対し、インターネット上でアンケートを実施。

実施期間

2014年11月7日~11月12日 (回答数 616)
本調査では、「大ケガ・大事故」:発生後、すぐに動物病院に通院し、手術・入院等を行ったもの
「ケガ・事故」:上記以外の通院治療、もしくは通院しなかったもの
「ヒヤリ・ハット」:ケガをしそうになった、事故に遭いそうになった経験として集計しています。

【問い合わせ先】

アニコム損害保険株式会社 経営企画部 広報担当 塩澤・兵藤

  • FAX:03-6863-8257 / MAIL:release@ani-com.com
  • 〒160-8352 新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー39階