蛋白漏出性腸症 <犬>

概要

Overview

蛋白漏出性腸症(たんぱくろうしゅつせい ちょうしょう)とは、腸管内部から多量の蛋白が漏れ出てしまうことによって、血液中のタンパク質が少なくなる低たんぱく血症となる病気です。原因も様々で、性別や年齢を問わず発症します。

タンパク喪失性(漏出)腸症

原因

腸のリンパ腫や腸リンパ管拡張症、リンパ球性?形質細胞性腸炎などの慢性の炎症性腸疾患が原因となり、腸粘膜からタンパクが喪失してしまうため、低蛋白血症が起こり、そのためにさまざまな症状がみられます。

症状

症状として慢性的な下痢が見られることが多いですが、見られないこともあります。その他栄養が十分吸収されないため、体重減少や元気消失、嘔吐、脱水がみられます。また、低蛋白血症のために血液中に水分を保持する力が低下し、浮腫や腹水の症状が起こります。

治療

原因に応じた治療を行います。慢性の炎症性腸疾患がある場合には消炎剤などの投与を行い、腸リンパ腫などが原因の場合は抗がん剤の投与などを行います。併せて、脱水や嘔吐、下痢などの症状に対する対処療法を行ないます。腸に負担の少ない処方食を用いた食餌療法を同時に行なうこともあります。また、近年、再生医療、細胞治療の研究がさかんになされており、病院によっては有効な治療方法の一つとして実用化されています。

予防

発症を予防することは難しいため、上記の症状が現れたり、下痢が続いているときなどには、早めに動物病院での診察を受けましょう。

病気のデータ

Disease data

病気のかかりやすさ(%)

平均年間通院回数
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みなさんからのコメント

Comment
アニコム獣医師
2021-03-11 11:17:19
>ななこ様
蛋白漏出性腸症はその原因となる腸疾患(腸リンパ管拡張症、消化管型リンパ腫、炎症性腸疾患、感染症、アレルギーなど)によって治療法が異なります。一般的には抗生剤やステロイド、免疫抑制剤などによる治療を主軸に、食事療法を組み合わせていきます。原因が腫瘍である場合は抗がん治療なども必要となりますため、実際の治療法についてはかかりつけの先生にご確認ください。
ななこ
2021-03-08 15:43:07
柴犬8才を飼っていますがタンパク性喪失性腸炎と診断されました。治療方などこの動物病院も同じですか?2種の薬飲んでいます。

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