唾液腺嚢胞 <犬>

概要

Overview

唾液腺とは唾液を分泌する器官であり、犬には、耳下腺、下顎腺、舌下腺、頬骨腺の4つの唾液腺があります。唾液腺嚢胞とは、唾液腺や唾液管が損傷などを受けた結果、皮下組織に唾液が漏れて溜まってしまう病気で、犬では舌下腺と下顎腺での発生が多いといわれています。唾液腺粘液瘤、唾液腺嚢腫と呼ばれることもあります。

 

※コメント欄は、同じ病気で闘病中など、飼い主様同士のコミュニケーションにご活用ください!記事へのご意見・ご感想もお待ちしております。
※個別のご相談をいただいても、ご回答にはお時間を頂戴する場合がございます。どうぶつに異常がみられる際は、時間が経つにつれて状態が悪化してしまうこともございますので、お早目にかかりつけの動物病院にご相談ください。

お近くの動物病院をお探しの方はこちらアニコム損保動物病院検索サイト

原因

感染症や口腔内の炎症、外傷などが原因で唾液を分泌する管が損傷を受けたり閉塞することで、唾液が漏れて皮下組織の中に蓄積することにより起こります。

症状

嚢胞ができた部位に唾液が溜まるため、あごの周りや舌、咽頭部に大きな腫れが認められます。
通常痛みを伴わないことが多いのですが、口腔内に出来た場合には摂食障害や嚥下障害(うまく飲み込めなくなること)、咽頭部に出来た場合には、呼吸困難を起こす場合もあります。
なお、発生する4つの唾液腺の部位により、下記のように分類されます。
・頸部唾液腺嚢胞 ・舌下部唾液腺嚢胞(ガマ腫) ・咽頭部唾液腺嚢胞 ・頬部唾液腺嚢胞
 

治療

温存療法として、嚢胞にたまった唾液を穿刺して抜く方法もありますが、再発することが多く、その上感染をして化膿することもありますので、根治治療としては、外科的に切開して排液し、原因となっている唾液腺を切除します。
 

病気のデータ

Disease data

病気のかかりやすさ(%)

平均年間通院回数
通院1回あたりの平均単価
他の動物種のデータを見る

病気のデータ

他の動物種のデータを見る

みなさんからのコメント

Comment
ゆー
2023-09-20 15:03:27
2ヶ月のチワワです。自宅に帰ってきたら全身が腫れ上がっていて急患に行き、アレルギー反応と言われ、次の日は動物病院に行き薬を出してもらいました。3日経った今も喉の腫れが引かず大きかなっている気がします。唾液腺嚢腫ですか?
アニコム獣医師
2023-09-26 09:21:29
>ゆー様
ワンちゃんの喉が腫れる場合、唾液腺や頸部リンパ節など、様々な部位の反応が考えられます。唾液を分泌する管が損傷した場合は唾液腺嚢腫の可能性もありますが、アレルギー反応の場合はリンパ節が拡大することが多く、原因物質の摂取量や暴露した時間により、腫れが引くまでの時間は変わります。3日も変化が見られない場合は、早期に動物病院への再通院をお願いします。
ルイス
2023-08-22 12:59:28
こんにちは。愛犬のトイプードル13歳が唾液腺膿疱症になってしまいました。先日注射器で抜去しようと試みましたが、全く抜けませんでした。液がドロドロですんなり抜けない子もいるとの事でしたが、そんな事もあるのでしょうか。。
アニコム獣医師
2023-08-25 09:29:01
>ルイス様
唾液腺嚢胞内に溜まっている液体は粘稠度が高く、通常の細い針では吸引しきれないこともあります。唾液腺嚢胞では液体貯留の程度によっては呼吸困難や嚥下障害などを起こすこともあり、感染や炎症によって痛みを伴うこともあります。針での吸引が困難な場合には外科手術も検討することがあるため、主治医様と今後の方針についてよくご相談ください。
ルイス
2023-08-25 14:46:43
返信ありがとうございました。吸引ができない場合もあるのですね。先生と相談して外科手術を含め今後について決めたいと思います。

コメントを書く

※20文字以内で入力してください
※200文字以内で入力してください
画像
最大3ファイル / 64 MB 制限 / 許可されたタイプ: png gif jpg jpeg

アニコム損害保険株式会社

アニコム損害保険は、ペット保険を通じて、飼い主様の涙を減らし笑顔を生み出す保険会社を目指しています。

保険金支払データの分析を通じ、どうぶつがケガをしない、 病気にならないための情報の提供など、予防促進に取り組んでまいります。