子犬が甘噛みする理由は?噛み癖をなくすためのしつけについて

噛んではいけないことを教えるための基本的な方法

(1)まず、叱る時の言葉をご家族同士で統一し、決めましょう。
叱る言葉は、「痛い」、「いけない」、「止め」など短く分かり易い言葉が良いでしょう。
女性やお子さんが子犬を叱る場合の注意点ですが、叱っているつもりでも、声の高さや子犬のテンションにのまれてしまったりすることが原因になり、「一緒になって遊んでくれる」と子犬が勘違いしてしまうことが多いようです。家族全員が 同じ言葉で、声のトーンは低く、毅然とした調子で叱るのがポイントです。


(2)子犬が噛んではいけないものを噛んでしまった時は、子犬の目を見て、決めてある言葉でしっかりと叱ります。叱られて子犬がふっと口元を緩めたり、噛むのを止めたら褒めてあげます。


(3)飼い主さんが子犬の目の前に手を出しても、噛まなくなるまで何度も繰り返して行いましょう。


(4)それでも噛むのを止めなければ、視線も合わせず無視をして隣の部屋に姿を消してしまいます。数分、姿を消して子犬に考えさせます。少ししたら戻り、噛まないでいた時には、一転して褒めてあげてください。

「どんなに楽しい遊びをしていても噛んだら終わりだよ」「噛まないでいるといいことがあるよ」と教えてあげましょう。

 

注意

・ケージは子犬にとって安らぎの場所です。噛むのを止めないからといって、おしおきのためにケージに入れると、「ケージ=嫌な記憶」となってしまい、ケージに入るのを子犬が嫌がるようになるかもしれません。叱るときにケージの中に入れるのではなく、飼い主さんが全員、その場を離れてしまうか、あるいはケージ以外の安全な場所に子犬を入れたほうがよいでしょう。


・叱るときに人の手を使うと、人の手が恐いものと犬の記憶に残り、人の手を見たときに恐怖心から自分の身を守ろうとして人の手を噛んでしまうことにつながります。人とともにこれから長い年月を過ごすのです犬にとって、人の手に対する信頼感や安心感を喪失してしまうのは大変残念なことです。人の手はいいものだよ、としっかりと子犬のうちに教えてあげましょう。

 

なぜ噛むの?甘噛みする理由は?

こんな原因が挙げられます。
(1)永久歯への生え変わり時期であるため歯がむず痒く、手当たり次第に物を噛んだりしてしまう
(2)人の赤ちゃんと同じで、好奇心から何でも口に入れて、感触を学んでいこうとする
(3)遊ぼうよ、こっちに向いてよとコミュニケーションを取ろうとしている
(4)ヒラヒラと動く手や腕が子犬にとって魅力的なおもちゃに見えてしまっている
(5)噛めば飼い主さんが構ってくれると思ってしまっている

甘噛みは子犬が経験する成長過程の一つといわれています。
子犬は、母犬や兄弟犬のとじゃれあいながら、母犬や兄弟犬を噛んでは「うーっ」と叱られたり噛まれたりすることで噛んではいけないことを学んでいきます。


家族の一員になった子犬には、飼い主さんが「人間に可愛がってもらうためには、噛まずに人と接しなければいけないよ。」ということを教えていく必要があります。「噛んで良いもの・悪いもの」を子犬のうちからしっかりと教えてあげましょう。

しつけに特効薬はありません。
興奮する子犬を前にしても落ち着いて対応する頼もしい飼い主さんの姿を、また子犬に根気強く同じことを繰り返して教え続ける飼い主さんの真摯な姿を子犬に見せることこそ、信頼の礎であり、しつけそのものなのです。あせらずに目の前の子犬を信じましょう。

 

噛んでいる原因に対する対処法

(1)と(2)に対して
噛んでも良いおもちゃを与えてあげましょう。
※注意
おもちゃを使って一緒に遊んであげることで、子犬がそのおもちゃに興味を抱き易くなるでしょう。いっしょに遊ぶときは、飼い主さんに主導権があることを伝えるためにも、おもちゃを与えっぱなしにせず、また遊びの初めと終わりは飼い主さんが決めるようにしましょう。また、おもちゃを与える際には、飲み込んだり、食べてしまったりする危険性のないものを選びましょう。

(3)に対して
飼い主様は、「子犬と過ごす時間を楽しもう」という気持ちでブラッシングやお散歩の時間を積極的に活用してコミュニケーションをとるようにしましょう。子犬と遊ぶとき、声をかけるときは、子犬が噛まないでいるときや落ち着いているときにするようにしましょう。子犬が騒いでいるときや噛んでいるときは知らん顔をして、落ち着いたときに遊んであげるようにすると、子犬は「静かにしているといいことがある」「噛まないでいると遊んでもらえる」ということを覚えるでしょう。

(4)に対して
出来るだけ子犬の目の前で飼い主様は手足をヒラヒラと動かさないようにしましょう。

(5)に対して
たまたま噛んでしまった時に、飼い主さんが噛まれた痛みから騒いだり叱っているつもりで言葉を掛けてしまうことを子犬が「遊んでもらっている」と勘違いをしてしまうことがあります。しっかりと子犬に「噛んではいけないよ」と伝えるためには、感情的にならず、叱るための言葉だけを掛けるようにしましょう。

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噛み癖(2)<成犬編>

 

 

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【みんなどうやって解決してる?】甘噛み対策3つのワザ|アニコムユー

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みなさんからのコメント

Comment
えり
2022-07-30 17:34:30
生後2ヶ月のマルチーズの男の子を先日お迎えしました。
甘噛みがひどく、おもちゃを使って遊んでも手足だけを狙って噛んできます。
生後2ヶ月で、家にきたばかりでもNOと低めのコマンドで叱ったほうが良いのでしょうか?
アニコム獣医師
2022-08-03 12:58:41
>えり様
噛まれた時に「痛い!」等のリアクションをしてしまいがちですが、子犬ちゃんは構ってほしくて噛むため、リアクション=構ってくれた、と理解します。「NO」というコマンドもリアクションととられる可能性があり、お勧めしません。噛まれた時は無視を徹底しましょう。一緒に遊ぶ時は、長めのおもちゃを使用すると手足を噛まれにくくなりますよ!噛んでも良いおもちゃで噛みたい欲求を満たしてあげるのも大切です。
えり
2022-08-03 23:36:55
返信ありがとうございます!
無視も行っているのですが、大体どれぐらいの間無視を続ければ良いのでしょうか?
それと、子犬は1日の大半を寝ると聞いていたのですが、一日中遊んでいて、横になってもすぐに足音で起きてしまいます。一向に寝ている気配がないのですが、これに関しては大丈夫なのでしょうか?
黒柴
2022-07-19 18:41:55
生後3ヶ月の黒柴がいます。「痛い」や「め!」という使っているのですが、遊びだと思って噛むのを辞めてくれません。朝方になると高い声で泣いて出たいと叫びます。どうすれば治るでしょうか?
アニコム獣医師
2022-07-22 15:05:09
>黒柴様
子犬ちゃんあるあるですね。こちらは怒っていても、ワンちゃんは構ってもらえたと勘違いすることがほとんどです。甘噛みされた時は怒らず、無視を徹底しましょう。また、噛んでも良いおもちゃを与え、噛みたい欲求を満たすのもとても大切です。朝方鳴いてしまうことも同様に、構うとヒートアップしていくので、落ち着くまで待ちましょう。ケージで過ごしているのなら、周りを大きな布で覆うと落ち着きやすくなります。

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