アニコム損害保険は、ペット保険を通じて、飼い主様の涙を減らし笑顔を生み出す保険会社を目指しています。
保険金支払データの分析を通じ、どうぶつがケガをしない、 病気にならないための情報の提供など、予防促進に取り組んでまいります。
肛門腺が重度の炎症を起こして弱っていたり、肛門腺の内容物が溜まりすぎた場合、抗生剤の投与を行っていても破裂することがあります。破裂後は、細菌感染が抑制され内部から肉芽が盛り皮膚が癒合すれば元の状態に戻りますが、治癒までの期間は個体差があるため、一概には言い切れません。現時点で長期に治療されているようでしたら、他の先生に診ていただくのもひとつの方法ではございますので、検討お願いします。
肛門付近に黒い付着物がある場合、便や肛門嚢の分泌物であることが多いので、湿らせたガーゼ等で優しくケアしてみるといいでしょう。なお、炎症や腫瘍等、皮膚の問題が生じている可能性もあります。拭いても取れない場合は、動物病院で直接確認していただくことをお勧めいたします。
肛門嚢破裂のネコちゃんには、必要に応じた投薬や洗浄・縫合処置などが実施され、その後の定期的ケアで落ち着くケースもあれば、治療やケアを行っても何度も繰り返すケースもございます。繰り返す場合、全身状態なども総合的に判断して、外科的に肛門嚢腺そのもの摘出する根治的な治療を行う場合もあります。今後の治療に関して、現在の状態もふまえた上で主治医とよくご相談いただくことをおすすめいたします。