プレスリリース≪報道関係者各位≫
2009年12月9日
アニコム損害保険株式会社
~本格的な冬が到来!人と同様ペットも「冷え」が大敵~
犬は骨や関節の疾患(特に関節炎)、猫は膀胱炎にご注意!
- 犬が散歩を喜ばなくなったら要注意!必ず準備体操とストレッチを
- 猫が水を飲まなくなったら気をつけて!お水とご飯を温かく
アニコム損害保険株式会社(代表取締役社長:小森伸昭)では、アニコムクラブの「どうぶつ健康保障共済制度」の給付金請求データを基に、ペットが冬季(12月-2月)にかかりやすい疾患についての調査を行いました。
各疾患の季節別請求件数
各疾患の季節別請求件数を集計したところ、犬では「筋骨格系の疾患」、猫では「泌尿器の疾患」において、冬季(12月-2月)に請求件数が増加する傾向があることがわかりました。いずれも夏季(6月-8月)の請求件数が最も少なく、気温の低下に伴い請求件数が増加していき、冬季に最も請求件数が多くなる結果となりました。これからの季節、充分注意をして予防や早期発見に努めることが大切です。
冬季に特に注意すべき疾患と対策
犬の場合
- どんな病気に注意すればいい?
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筋骨格系の疾患に気をつけましょう。関節炎、椎間板ヘルニア、膝蓋骨脱臼などがあります。
- なぜ冬に多くなるの?
-
冬季は気温の低下や気圧の変化などにより、ペットの体が冷えるため血行が悪くなり、痛みを感じやすくなります。そのため、寒い時期には歩くことを嫌がる、足を痛がるなどの様子がみられ、「筋骨格系疾患」での通院が増加すると考えられます。
- 気をつけてあげることはなに?
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常に風が当たる場所や、極端に寒い場所に長時間じっとしていることは避け、運動する際にも急に激しい運動をしないよう気を付けることが大切です。お散歩前にマッサージやストレッチをしてあげることも効果的です。また、人と同じようにグルコサミンやコンドロイチン硫酸を含むサプリメントがありますので、獣医師と相談のうえ症状の緩和や予防の一環として継続するのもよいでしょう。
猫の場合
- どんな病気に注意すればいい?
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泌尿器の疾患に気をつけましょう。膀胱炎、腎・膀胱結石、尿石症、下部尿路疾患などがあります。
- なぜ冬に多くなるの?
-
膀胱炎などの泌尿器疾患は、体質や食事の種類、細菌の尿路感染、飲水量の低下、そしてそれらにより尿中に結晶ができやすくなることなどが原因となり発症するといわれています。冬場は、寒さから水をあまり飲まなくなり尿量が減ることや、トイレが廊下や洗面所など少し寒い場所にあると排尿回数が減る場合があるなどの理由から、細菌感染が起きやすくなったり、尿中に結晶ができやくなる傾向がみられます。
- 気をつけてあげることはなに?
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「飲みたいときに新鮮な水を飲める環境にする」、「排尿しやすい環境を作る」などに注意してあげましょう。部屋や飲み水を暖かくする、ご飯をぬるま湯でふやかして水分補給を補助する、なども効果的です。また、おしっこの色やにおい・量や回数の増減が気になる場合や、頻尿(頻繁におしっこにいくが実際の排尿量は少ない)、排尿時に痛がって鳴くなどの症状が見られる場合には、早めに動物病院へ通院し尿検査を受けることが大切です。
人と同様、ペットにとっても「冷え」は大敵です。室内の温度管理に十分注意して疾患を予防してあげましょう。
- 集計方法
- 「どうぶつ健康保障共済制度」契約始期日が2004年4月1日から2008年3月31日の犬683,954頭、猫67,631頭の1,895,102件の給付金請求データを集計。
本件に関するお問い合わせ先
アニコム損害保険株式会社 経営企画部(広報担当) 永井 / 塩澤
FAX:03-6863-8257
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