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プレスリリース≪報道関係者各位≫

2009年8月10日

アニコム損害保険株式会社

愛犬が5歳を過ぎたらハートに注意
~8月10日はハートの日、循環器疾患(心臓や血管の病気)に関する調査を実施~

高齢になると急激に増加!犬も人同様の発症傾向
循環器疾患の年間診療費平均は41,733円

 8月10日はハートの日。アニコム損害保険株式会社(代表取締役社長: 小森伸昭)では、ハートの日に合わせ、アニコムクラブの「どうぶつ健康保障共済制度」の給付金請求データを基に、犬の循環器疾患(心臓や血管の病気)について集計を行いました。
(※)「ハートの日」は“ハー(8)ト(10)”の語呂合わせから、日本心臓財団と厚生労働省により認定されました(1985年)。

循環器疾患発症率

循環器系疾患発症の年齢別推移(犬)

 犬の循環器疾患の発症率を年齢別に集計したところ、3歳では1.1%であるのに対し、6歳で4.1%、8歳では8.1%と年齢と共に発症率も上昇していることがわかりました。9歳以上では14.4%と高い値を示しています。
 また、人の循環器疾患の発症率と比較すると、成人においては犬の7歳に相当する45歳以降に上昇する傾向が見られることから、同様の傾向があることがわかりました。

循環器系疾患発症の年齢別推移(人間)

ライフステージ別注意ポイント

犬と人間のライフステージ別年齢対比表
  乳幼児期、
学童・思春期
青年・成人期 壮年期 老年期
犬の年齢 0歳 1~4歳 5歳~11歳 12歳~
人間の年齢 0~18歳 19~39歳 40~64歳 65歳~
ボイント 先天性疾患の可能性があるため、初回ワクチン時に身体検査を行う。 適度な運動やおやつの与え過ぎに注意して正しい生活習慣を心がける。 定期健診を受けて健康管理を行う。必要に応じ生活習慣を改善する。 病気があっても上手にコントロールして日常生活を楽しめる。

平均通院回数、平均診療費単価

 循環器疾患にて請求のあった場合の診療費より、循環器疾患における通院の平均診療費単価は9,274円となりました。また、年間の平均通院回数は4.5回であり、慢性化する傾向が高いことがわかりました。

  循環器疾患 全疾患平均
平均通院回数(回) 4.5 2.6
平均診療費単価(円) 9,274 8,784
1年間の診療費推計(円) 41,733 22,838

犬種別発症傾向

1.人気犬種

犬種 発症率
チワワ 4.9%
トイ・プードル 3.4%
ミニチュア・ダックスフンド 1.8%
全犬種平均 2.9%

 2008年度の人気犬種のうち、上位3犬種では、「チワワ」「トイ・プードル」が全犬種平均よりも発症率が高いことがわかりました。
一方、「ミニチュア・ダックスフンド」の発症率は、全犬種平均よりも低い傾向が見られました。

循環器系疾患発症の年齢別推移(上位3犬種)

2.高発症率の犬種

犬種 発症率
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル 15.3%
ポメラニアン 5.9%
マルチーズ 5.3%
シー・ズー 3.8%
ヨークシャー・テリア 3.8%

 さらに、契約頭数の多い上位16犬種を詳しく調査したところ、発症率が高かったのは「キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル」「ポメラニアン」 「マルチーズ」「シー・ズー」「ヨークシャー・テリア」でした。これらの犬種では特に注意し、早めの定期健診を心がけましょう。

循環器系疾患発症の年齢別推移(好発犬種)

 循環器疾患を発症した場合、肥満や塩分の高い食事は、心臓に負担をかけるので注意が必要です。
 循環器疾患は、早期発見、投薬により、病気自体の進行や症状の発現を遅らせることができるといわれています。
日頃から、運動時の様子や舌の色が青っぽくなっていないかなどのチェックをこまめに行い、定期的に健康診断を受けることが大切です。また、咳や運動すると疲れやすいなどの症状が見られた場合には、早めに動物病院を受診し、循環器疾患の早期発見につなげましょう。

集計方法
「どうぶつ健康保障共済制度」契約始期日が2006/10/01から2007/09/30の 227,876頭の請求データを集計。
「犬種別発症傾向」は、1年間の契約期間中に、循環器疾患で1日以上通院をした犬を「発症した犬」とし、各犬種の契約頭数に対して「発症した犬」の割合を算出。

本件に関するお問い合わせ先

アニコム損害保険株式会社 経営企画部(広報担当)  永井 / 塩澤
FAX:03-6863-8257

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