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プレスリリース≪報道関係者各位≫

2013年10月3日

アニコム損害保険株式会社

10月10日は目の愛護デー
~犬の眼科疾患を調査~

■犬の眼科疾患で最も多いのは「結膜炎」
■「シー・ズー」「パグ」「キャバリア」「フレブル」など愛らしい目が特徴の犬種は要注意

 アニコム損害保険株式会社(代表取締役社長 小森 伸昭)では、10月10日の「目の愛護デー」に合わせ、アニコム損保のペット保険「どうぶつ健保」の保険金請求データを基に、犬の眼科疾患に関する調査を行いました。

  • 「目の愛護デー」は「10・10」を横に倒すと眉と目の形に見える事から、中央盲人福祉協会により「視力保存デー」として1931年に制定され、現在の厚生労働省によって「目の愛護デー」に改称されました。

最も多く見られる結膜炎

 眼科疾患の請求の内訳を調べたところ、「結膜炎」が最も多く見られました。「結膜炎」はまぶたの裏側にある結膜が炎症を起こす疾患です。原因は多岐にわたりますが、主に細菌やウイルスによる感染、外傷や異物、まつ毛やまぶたの反転による刺激などによって起こります。

請求の内訳
疾患(症状)名 請求数(件)
結膜炎/結膜浮腫 10,425
角膜炎 2,503
角膜潰瘍/角膜びらん 2,229
白内障 2,021
眼瞼炎 1,374
目やに 1,120
流涙 1,063

年齢別発症率は、疾患により違い

 年齢別に眼科疾患の発症率を調査したところ、0歳の発症率は5.2%であるのに対し、1歳では3.6%と低下傾向が見られました。これは、まだ抵抗力が低い子犬においては感染性の疾患が起こりやすいこと、また、先天性の目の異常が発覚することがあるためと推察されます。その後、人間の30代にあたる4歳から徐々に上昇し、10歳では8.1%と12頭に1頭の割合で眼科疾患にかかっていることがわかりました。
 また、「結膜炎」は全年齢を通して発症が見られるのに対し、「白内障」は人と同様に加齢に伴い発症率が高くなるなど疾患による違いも見られます。
 目はとてもデリケートな器官です。目をかゆがる、しょぼしょぼさせる、涙や目やにが多い、また、目が赤い、表面が濁って見えるなどの症状が見られたら、重症化させる前にできるだけ早く動物病院を受診するとともに、愛犬が7歳を過ぎたら、定期的に健康診断を受診することが「白内障」の早期発見につながります。

眼科疾患の年齢別発症率

結膜炎の年齢別発症率

白内障の年齢別発症率

「シー・ズー」「パグ」「キャバリア」「フレブル」など愛らしい目が特徴の犬種は要注意

 犬種別の発症率では、「シー・ズー」が28.3%、「パグ」が22.0%と高い結果を示しました。その他、「キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル(19.8%)」、「フレンチ・ブルドッグ(19.1%)」と、短頭種が犬全体の平均に対して高い割合を示しています。
 これらの犬種は、愛らしい大きな目が特徴ですが、それゆえに物理的に目を傷つけやすい傾向にあります。日ごろから目に傷をつけないように注意しましょう。また、周囲の被毛が目に入らないようにする、顔に皮膚のしわがある犬種では、しわの部分に汚れが溜まらないようにして目の周囲を清潔に保つ、などの毎日のケアで眼病予防を行ってあげましょう。

犬種別発症率

調査方法
2011年4月1日~2012年3月31日までの間に、アニコム損保の保険契約で満期を迎えた犬292,290頭(0歳~10歳)を対象に、眼および付属器の疾患での請求を調査した。

本件に関するお問い合わせ先

アニコム損害保険株式会社 経営企画部(広報担当)  塩澤
FAX:03-6863-8257

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