ケガや事故の経験を聞いたところ、47.7%の飼い主が「ある」と回答しました。
経験したケガや事故のうち、最も多かったのは「異物誤飲(351頭・15.1%)」で、7頭に1頭の割合で発生していることがわかりました。その他「脱臼(160頭・6.9%)」「外傷(160頭・6.9%)」「骨折(125頭・5.4%)」が多く発生しています。
ケガや事故の発生場所では、「リビング(39.1%)」が最も多く、「ケージの中、周辺」「イス・ソファー、その周辺」との回答も合わせると、ペットが日常的に過ごしている場所でケガや事故が多く起きていることがわかります。自宅外では「散歩中(22.8%)」が多く見られました。
プレスリリース≪報道関係者各位≫
2012年11月1日
アニコム損害保険株式会社
~ペットのケガや事故の実態調査を実施~
47.7%のペットがケガや事故を経験、最多は異物誤飲事故
■多いケガ・事故は誤飲(15.1%)に続いて脱臼(6.9%)・外傷(6.9%)・骨折(5.4%)
■多い発生場所は、自宅内はリビング(39.1%)、自宅外では散歩中(22.8%)
■ケガや事故の発生状況・原因に応じた予防対策の必要性を認識
アニコム損害保険株式会社(代表取締役社長 小森伸昭)は、アニコム損保のペット保険「どうぶつ健保」の契約者に対して、ペットのケガや事故の経験に関するインターネットを利用したアンケート調査を実施いたしました。
47.7%のペットがケガや事故の経験あり
経験のあるケガや事故 | 頭数(頭) | 割合(%) |
---|---|---|
異物誤飲 | 351 | 15.1 |
脱臼(膝蓋骨脱臼など) | 160 | 6.9 |
外傷(切り傷、刺し傷など) | 160 | 6.9 |
骨折(ヒビも含む)) | 125 | 5.4 |
咬傷(他のどうぶつに咬まれる)・ケンカ | 96 | 4.1 |
椎間板ヘルニア | 74 | 3.2 |
靱帯損傷・断裂(捻挫も含む) | 67 | 2.9 |
交通事故 | 28 | 1.2 |
熱中症 | 25 | 1.1 |
中毒 | 25 | 1.1 |
ケガや事故の発生場所 | 頭数(頭) | 割合(%) | |
---|---|---|---|
自宅内 | リビング | 434 | 39.1 |
ケージの中、周辺 | 83 | 7.5 | |
イス・ソファー、その周辺 | 71 | 6.4 | |
寝室 | 66 | 5.9 | |
キッチン | 60 | 5.4 | |
ベランダ・庭 | 49 | 4.4 | |
玄関 | 25 | 2.2 | |
階段、その周辺 | 22 | 2.0 | |
自宅外 | 散歩中 | 253 | 22.8 |
公園・ドッグラン | 134 | 12.1 | |
車内・車の周辺 | 17 | 1.5 | |
旅行先 | 15 | 1.4 | |
ペットホテル、トリミング | 11 | 1.0 |
最も多い発生場所は「リビング」「キッチン」
発生件数の多いケガや事故について、発生場所を調査したところ、「異物誤飲」「脱臼」「骨折」は「リビング」で最も多く発生し、「外傷」については「散歩中」に多く発生していることがわかりました。ケガや事故の発生を予防するためにも、リビング内にペットが口にしてはいけないものが落ちていないか、ペットの手の届く範囲に置かれていないか、滑ったり、足を踏み外したりしそうな危険な箇所はないかなど、予防対策が必要です。
誤飲 | |
---|---|
発生場所 | 頭数(頭) |
リビング | 162 |
キッチン | 25 |
ケージの中、周辺 | 25 |
散歩中 | 24 |
寝室 | 19 |
公園・ドッグラン | 17 |
脱臼 | |
---|---|
発生場所 | 頭数(頭) |
リビング | 62 |
イス・ソファー、その周辺 | 21 |
散歩中 | 20 |
公園・ドッグラン | 17 |
ケージの中、周辺 | 8 |
階段、その周辺 | 5 |
外傷 | |
---|---|
発生場所 | 頭数(頭) |
散歩中 | 60 |
リビング | 22 |
公園・ドッグラン | 18 |
ベランダ・庭 | 17 |
ケージの中、周辺 | 7 |
骨折 | |
---|---|
発生場所 | 頭数(頭) |
リビング | 32 |
イス・ソファー、その周辺 | 11 |
公園・ドッグラン | 11 |
寝室 | 10 |
散歩中 | 9 |
ケガや事故の発生状況・原因に応じた予防施策の必要性
「異物誤飲」が発生した状況を見ると「家族と同じ部屋でどうぶつだけで遊んでいた(34.9%)」が最多である一方で「どうぶつとは違う部屋に家族がいた(22.3%)」「留守中に発生した(10.3%)」など、単独での事故発生も多くありました。「骨折」の原因では「高い所からジャンプした」「転んだ・つまずいた・踏み外した」となりましたが、発生状況を見ると「家族が立った状態で、どうぶつを抱っこしていたところ、飛び降りてしまった」「飼い主が落としてしてまった」など、飼い主が関係する事故も多く見られました。
今回の調査では、ケガや事故の予防には、それぞれの発生状況、場所、原因等を把握・分析した上での対策が必要であることがわかりました。当社ではさらに分析を進め、予防対策の提案につなげてまいります。
- 調査方法
- アニコム損保のペット保険「どうぶつ健保」契約者に対し、インターネット上でアンケートを実施
2012年10月10日~10月15日 (有効回答数 2,329)
本件に関するお問い合わせ先
アニコム損害保険株式会社 経営企画部(広報担当) 塩澤
FAX:03-6863-8257
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