プレスリリース≪報道関係者各位≫
2011年9月27日
アニコム損害保険株式会社
犬の腫瘍疾患 10歳で6頭に1頭が発症
■年間の診療費は10歳で8万円以上
■かかりやすい犬種は「ゴールデン・レトリーバー」「パグ」「ラブラドール・レトリーバー」
アニコム損害保険株式会社(代表取締役社長:小森 伸昭)では、ガン制圧月間(※1)に合わせて、アニコム損保のペット保険「どうぶつ健保」の保険金請求データを基に、犬の腫瘍疾患に関する調査を行いました。
(※1) 昭和35年より、がんについての正しい知識の普及、早期発見及び早期治療の徹底を目的として、様々な取り組みが行われている。
加齢と伴に上昇する発症率
犬の腫瘍疾患の発症率を集計したところ、人と同じように、加齢とともに上昇し、7歳では10.1%、10歳 では6頭に1頭にあたる17.5%が発症していることがわかりました。人では、男女ともに2人に1人ががんと診断され、男性では4人に1人が、女性では6人に1人ががんで亡くなっているといわれています(※2)。
(※2) がんの統計 - 財団法人がん研究振興財団より
(出典 国立がん研究センターがん対策情報センター)
10歳の診療費は年間8万円以上
腫瘍疾患の診療費にも、発症率と同様に、加齢に伴い増加する傾向が見られました。人間の40代にあたると言われる6~7歳では6~7万円台となり、10歳では男女共に年間8万円を超える診療費がかかることが推計されます。
年齢(歳) | 年間診療費(円) | |
---|---|---|
男の子 | 女の子 | |
0 | 18,698 | 15,919 |
1 | 29,912 | 21,662 |
2 | 31,526 | 34,378 |
3 | 34,656 | 32,363 |
4 | 40,377 | 52,588 |
5 | 51,303 | 54,716 |
6 | 61,385 | 60,123 |
7 | 79,582 | 77,708 |
8 | 77,792 | 91,000 |
9 | 96,805 | 89,653 |
10 | 80,125 | 91,862 |
0-10歳平均 | 54,742 | 56,543 |
(保険金支払額より推計)
かかりやすい犬種
さらに、犬種別の発症率を調査したところ、発症率が高かったのは「ゴールデン・レトリーバー」「パグ」「ラブラドール・レトリーバー」「ミニチュア・シュナウザー」でした。これらの犬種では特に注意が必要です。
愛犬を腫瘍疾患から守るためには、人と同様に「早期発見・早期治療」が重要です。日頃からこまめに観察し、定期的に検診を受けましょう。
- 集計方法
- 2008年度にアニコム損保に契約した犬217,150頭(0~10歳)を対象に「腫瘍疾患」の請求データを集計した。
本件に関するお問い合わせ先
アニコム損害保険株式会社 経営企画部(広報担当) 塩澤
FAX:03-6863-8257
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