異物誤飲 <犬>

概要

Overview

ワンちゃんはヒトが思ってもみないものを食べてしまうことがあります。特に子犬ちゃんは、色々なものを誤って飲み込んでしまうことが多いので充分に注意をしてください。異物誤飲での通院割合を調べたところ、1歳以上のワンちゃんと比べ1歳未満のワンちゃんのほうが異物誤飲で動物病院に通院する割合が4倍も高いことがわかっています。(アニコムデータラボ調べ2007.7.20)。異物誤飲をしてしまった場合に、その異物の種類によっては命に関わることもありますので注意が必要です。

原因

【異物誤飲の原因となりやすいもの】
竹串やトウモロコシの芯、果物や梅干の種、ヒトの医薬品、石、砂、靴下などの布類、紐など、ヒトの身近にあるものが多いようです。(アニコムデータラボ調べ 2007.9.21)。

症状

誤飲したものの種類や量、ワンちゃんの体格や体質によって、現われる症状や症状が発現するまでの時間、重症度が異なります。誤食後に時間が経過してしまうと、治療が困難になる場合や症状が重くなる場合があり、場合によっては死に至ることもあるので注意が必要です。
誤食の症状は様々ですが、一般的に嘔吐や下痢、流涎(よだれ)、食欲不振、元気消失などの症状がみられることが多いようです。

治療

触診、エコー検査、レントゲン(X線)検査などで診断を行います。異物の種類によってはレントゲンに写らないものや写りにくいものもあり、判明が難しい場合がありますが、このような場合や腸閉塞などを疑う場合にはバリウム検査を行います。検査の結果により、便と一緒に異物の排泄を待つ場合もありますが、異物の種類や状態によっては早急に処置が必要なこともあります。
処置の方法としては、催吐処置(異物を嘔吐させる処置)や内視鏡による除去、もしくは胃切開などの外科手術などがあります。その他、液体や中毒の可能性がある異物を誤飲した場合には胃洗浄することもあります。また、異物による中毒症状などを起こしてしまった場合は解毒剤の投与や点滴治療などを行います。

予防

お家では普段からワンちゃんの口の届く場所に飲み込みそうな物や興味を示しそうな物を置かない(子犬ちゃんは遊んでいるうちに食べてしまうことがあります)ことが大切です。また、散歩時などには、何が落ちているのか分からないような場所では、ワンちゃんの名前を呼んだり、リードを短めに持ったりして、しっかりとワンちゃんをコントロールしましょう。また、スプーンやフォークを使って食事を与えることや焼鳥などの竹串などに刺さったものをそのまま手でもって食べさせたりすることはスプーンや竹串などを一緒に飲み込んでしまう可能性があるため非常に危険です。
ワンちゃんが何か口にくわえていて誤食につながる可能性がある場合には、すぐに取り除きましょう。ワンちゃんは取り上げようとすると急いで飲み込んだり怒って噛みついたりする可能性もあるので、おやつや大好きなおもちゃなどでワンちゃんの気をひき、好きなものと交換するようにして取り除くと良いでしょう。


万が一、ワンちゃんが異物を飲み込んでしまった場合、または、摂取したことが疑われる場合には、早急に動物病院に通院することをお勧めします。また、異物が食品や薬物の場合は、内容の表示がある袋や箱を持参すると良いでしょう。その他の場合でも異物の一部などがあれば、治療方針の目安となりますので持参することをお勧めします。治療法については摂取した異物の種類や量、摂取後経過している時間によっても異なりますので、かかりつけの動物病院とよくご相談ください。

病気のデータ

Disease data

病気のかかりやすさ(%)

平均年間通院回数
通院1回あたりの平均単価
他の動物種のデータを見る

病気のデータ

他の動物種のデータを見る

みなさんからのコメント

Comment
アニコム獣医師 工藤
2020-09-02 13:57:32
>もなかのなーちゃん様
アレルギー症状の引き金となっている食材を特定できた場合は、これを除去することで症状が改善することが多いですが、特定が困難な場合もあります。また食べ物以外の要因(花粉、ハウスダスト、カビ、ノミやダニ等)も発疹等の症状に関連している場合もあるため、今後の検査内容等含めて、かかりつけの先生にもご相談いただければと思います。
もなかのなーちゃん
2020-09-01 23:49:48
どの食べ物か、はっきりしないのですが、皮膚のアレルギー症状が出るようです(発疹用)。食欲は、あるし、多少の痒さがあるようですが、しっかりと食べのの判定をしたほうがよいですか?
アニコム獣医師 鈴木
2020-07-30 18:54:03
>れんちゃん様
ホウ酸団子の誤食による中毒症状は、ワンちゃんによって個体差があり、下痢や嘔吐の消化器症状に加え、貧血、神経症状が起こることがあります。また、皮膚に打撲のような症状が出た場合は、血球や血小板の減少が生じている可能性が考えられます。催吐処置までに吸収された量によっても、今後の状況が変わってきますので、明確なお答えができず、申し訳ございません。
どうぞお大事になさってください。
れんちゃん
2020-07-30 17:06:29
どうやら中毒症を起こしているみたいです。集中治療室で入院治療中です。よだれも多いです。あと、腹部に打ってもいないのに打撲の症状もあります。でも立てるみたいで、ご飯も食べれたみたいです。うんちも形の綺麗なうんちだったみたいです。入院期間が長くなると言われ、危険な状態らしいです。治る見込みはあるのでしょうか。
れんちゃん
2020-07-30 17:04:56
4ヶ月のオスのタイニープードルなのですが、昨日ホウ酸団子を誤食してしまいました。病院に連れて行った時は致死量食べていなかったみたいなので、吐かせてもらい、皮下点滴を打ってお薬をもらって帰りました。夜ご飯も食べ夜の薬も飲めたのですが、23時からぐらいから状態ご急変し、ぐったりして、あまり動けなくなりました。朝一に病院に連れて行きました。どうやら中毒症を起こしているみたいです。集中治療室で入院治療中で

コメントを書く

※20文字以内で入力してください
※200文字以内で入力してください
画像
最大3ファイル / 64 MB 制限 / 許可されたタイプ: png gif jpg jpeg

アニコム損害保険株式会社

アニコム損害保険は、ペット保険を通じて、飼い主様の涙を減らし笑顔を生み出す保険会社を目指しています。

保険金支払データの分析を通じ、どうぶつがケガをしない、 病気にならないための情報の提供など、予防促進に取り組んでまいります。