概要
Overviewいわゆる「耳の部分」を耳介(じかい)といい、この耳介は、皮膚と耳介軟骨から形成されています。耳血腫は、耳介内の血管が何らかの原因で破れることで、皮膚と耳介軟骨の間に血液が溜まって、耳介が膨れてしまった状態をいいます。
人でも、ぶつかり合いが激しいスポーツ選手(柔道、総合格闘技、相撲、ラグビーなど)では、耳血腫が起きます。
※コメント欄は、同じ病気で闘病中など、飼い主様同士のコミュニケーションにご活用ください!記事へのご意見・ご感想もお待ちしております。
※個別のご相談をいただいても、ご回答にはお時間を頂戴する場合がございます。どうぶつに異常がみられる際は、時間が経つにつれて状態が悪化してしまうこともございますので、お早目にかかりつけの動物病院にご相談ください。
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原因
外耳炎による痒みなどから耳を引っかいたり、頭を激しく振ったりすることで、耳介に物理的刺激が加わることで発症することが多いといわれています。
症状
多くの場合、耳介部に腫れがみられ、外耳炎を伴うことが多いことから後足で耳を引っかいたり、頭を激しく振ったりする仕草が見られます。
治療
注射器で耳介に溜まった血様液を抜く場合や、外科的に膨れている部分を切開し、再度血様液が溜まらないように縫合する治療法もあります。外耳炎を伴う場合は、耳血腫を引き起こす原因となっている耳の痒みをなくす治療も行う必要があります。
予防
外耳炎が原因となる場合が多いので、日頃からのこまめな耳の観察が大切です。耳垢の量や色、耳の臭いをチェックし、また耳介が腫れているなどの異常がみられた場合は早めにかかりつけの動物病院さんに通院しましょう。
(外耳炎もご参照ください。)
耳血腫は体質によっては、再発を繰り返し、治療として手術を行うことが多い病気です。
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一度目は左耳の先っぽに500円玉ほどの大きさでぱんぱんに膨れ上がっており、この時はまだ3歳と若かったので全身麻酔下での手術をしていただきました。
そして現在は右耳に耳血腫があります。動物病院では年齢を懸念し手術には至らず、その場で耳に穴を開けると言われましたが、痛そうなので現在は薬にて闘病中です。
耳血腫は、痒みや違和感等から耳を引っかいたり、頭を激しく振ることで、耳介に刺激が加わり発症することが多いです。痒みや違和感が生じる原因は、外耳炎や中耳炎などの耳の異常や、耳介付近の皮膚の異常など様々であり、耳血腫自体は感染しませんが、原因となる疾患が感染性疾患である可能性はあります。耳血腫の原因にもよりますので、どうぶつさんに気になる症状がある場合には動物病院にもご相談ください。
耳介に内出血や腫れのある場合、耳血腫の他にもできものができていたり、皮膚炎が起きていたりなどの可能性が考えられるため、耳血腫かどうかは実際のお耳の状態を診ての判断になります。出血や腫れの程度によっては、わんちゃんが気にする様子が見られないこともあるため、内出血や腫れが良くならない場合には、受診されることをお勧めいたします。
触ったら嫌がるのですが、特にかゆがったりもしないです。食欲や遊んだりするのも変わらずです。耳血腫でしょうか?
病院に行こうとは思っていますが、仕事の都合で明日になりますが大丈夫でしょうか