犬のトイレのしつけ(1) <犬>

基本はほめる。

子犬を迎えて、まずはじめにするのが、トイレのしつけです。
はじめの内にきっちりと教えてあげることが最良の方法ですが、もちろんいつからでも教えてあげることは可能です。

 

 

タイミングをつかみ、失敗させない!

 

 

まず、トイレのしつけでは、飼い主さんが落ち着いて平常心を保つようにしてください。
失敗している現場を目撃すると思わず慌ててしまうと思いますが、ここでどれほど平常心を保つかが今後の成功に大きく関係してきます。
一番の有効な方法はよく観察をして、「排泄前の行動(サイン)と排泄の時間(タイミング)をつかむ」ことです。個体差はありますが、子犬は 1 日何回も排泄をしますので、その都度排泄前の行動(サイン)を読み、また、時間(タイミング)を掴むことにより、より一層トイレ上手にさせてあげることができます。

 

 

トイレはここだよ!

 

 

トイレをしそうなサインやタイミングを掴むことと同時に、どこがトイレかわからない子犬にどこで排泄をすればいいのかを教えてあげるところから始めましょう。

ステップ 1 
迎えてすぐにお家の中のどこでも自由に行動させてしまうと、どこがトイレかわからない子は自由気ままに排泄をしてしまいます。トイレの場所を覚えて自分でトイレの場所まで移動するようになるまでは、失敗させないためにも限られたスペースの中で自由にさせてあげる方がいいでしょう。
その限られた空間の中で、トイレの場所を知らない子犬が失敗することの無い環境を作ってあげます。つまり、子犬の行動範囲を全てトイレにしてあげます。

子犬の行動範囲内にトイレシートを敷き詰め、排泄をしそうなサインやタイミングを見極め、ソワソワし出したり、床をクンクン嗅いで落ち着きが無くなったりしたら、掛け声をかけてあげます。
「ワンツー、ワンツー」「オシッコ、ウンチ、オシッコ、ウンチ」「ピッピ、ピッピ」などの掛け声を使う方が多いようです。

トイレシートを限られたスペースの中に敷き詰めてあるのであるため失敗することが無いのですから、どこで排泄をしても大成功という結果に終わります。排泄が終わったらすぐに褒めてあげてください。
このことを続けることにより、飼い主さんの前で排泄をすると褒めてもらえる、ご褒美をもらえると思い、子犬はますます張り切ります。また、決められた掛け声を使い続けることで、は掛け声を耳にすると、オシッコがしたくなるという条件反射が起こるようです。

ステップ 2
限られたスペースにトイレシートを敷き詰めた用のトイレや飼い主さんの掛け声に馴染んで来たころには、敷き詰めてあったトイレシートの中には、一度も使ったことの無いトイレシートが出てくるかと思います。
この一度も使用されることのなかったトイレシートを撤去して様子を見ます。

「ほら!上手に出来たよ!!」と大好きな飼い主さんに褒めてもらいたくて、トイレが終わったら知らせに来てくれるかもしれません。ここまで来ると、トレーニング完成まであと少しです。
もし、トイレシートを撤去した場所に排泄してしまったら、もう一度失敗した場所にもトイレシートを置き、トレーニングのおさらいをします。

こうしていつも使うトイレシート、たまに使うトイレシーツ、一度もしたことのないトイレシート、たまに使うトイレシートが出てきますが、使ったことのないトイレシートから取り外していきます。

ステップ 3
ステップ 2 を終えるとトイレシーツの枚数は数枚になっています。
1〜2枚になり、一箇所にまとまっているといいですね。ここはが決めたトイレの場所なのですが、飼い主さんのお好みの場所と違う場合には、が戸惑わないように、少しずつずらしていきます。
最終的には、飼い主さんが子犬のトイレを置きたい場所に到達すればトイレトレーニングが完成します。

 

 

絶対に叱らないで!!失敗している現場を目撃した時

 

 

トイレと違う場所で排泄した跡を見つけても絶対に叱らないでくださいね。
なぜ叱られたのか分からない子犬は、排泄行為自体を叱られると思ってしまう可能性があります。そうなってしまうと飼い主さんから隠れて排泄行為をすることに繋がりますので、絶対に叱らないようにしてください。
また、飼い主さんの気持ちの変化に敏感な子犬は、いつもと様子の違う飼い主さんを見て興奮してしまう可能性もあります。冷静に落ち着いて、抱き上げて正しいトイレの位置まで連れて行き、一滴でもトイレシーツの上でできたらほめてあげてください。

 

 

トイレのマル秘ポイント

 

 

限られた空間ではできるのに、自由になると失敗してしまう。トイレでの排泄ができるようになっても、の行動範囲を広げると、トイレ以外のところで排泄してしまうということがよくあります。出来ていたはずなのにできなくなってしまうこともあります。
がまだ小さい場合は、遊びに夢中になってトイレまで間に合わなかったり、トイレまでの道順がわからなくなったりしてしまうということも少なくありません。の元々持っている習性と違うことを教えるのですから、難しいのも当然です。叱らず、慌てず冷静に対処しましょう。根気強くトイレの場所を教えてあげて、出来たらほめ続けてあげてください。

・タイミングを見計らって、トイレに誘導する
にトイレを覚えさせるには、失敗をさせないという「予防」が大切。トイレを完璧に覚えていないうちは、自由に遊ばせてあげるのは飼い主さんの目の届く時だけにしましょう。とくに、寝起き、お食事の後、たくさん運動した後は、排泄しやすい時間です。タイミングを見計らって、トイレに連れて行ってあげましょう。自分の足で歩いてたどり着けるように誘導してあげると、さらに効果的です。

・成功したらたくさん褒めてあげる
成功したら、大げさに褒めてあげましょう。ご褒美をあげても構いません。ご褒美は、トイレでの排泄が終わったらその場であげられるように、すぐに出せるところに準備しておきましょう。少しでも時間があいてしまうと、なぜ褒められたのかわからなくなってしまいます。また、もしトイレ以外のところで排泄しそうになり、途中で急いでトイレに連れて行ってあげた時でも、失敗しそうになったことは叱らずに、トイレでできたことを褒めてあげてください。

 

※コメント欄は、飼い主様同士のコミュニケーションにご活用ください!記事へのご意見・ご感想もお待ちしております。
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みなさんからのコメント

Comment
くに
2022-06-25 07:30:12
3ヶ月半です。うんちはともかくおしっこはほぼ前触れなくしてしまいます。狭いスペースだとできるけど、リビングだとトイレを増やしたけどかなりの確率で失敗します…前触れがないので気づいたときにはしている、みたいな状態です。どうしたらよいでしょうか
アニコム獣医師
2022-06-29 09:16:56
>くに様
前触れがないとわかりづらいですよね。トイレのサインが掴めないときは毎日排泄時間を記録すると、排泄しやすいタイミングが把握できるのでお勧めです。特に、寝て起きた後や食後、遊び始めたときはトイレしやすいので注意してみましょう。タイミングが掴めてきたら、その時間にこまめにトイレへ連れて行ってあげます。失敗は黙って片付け、成功したらたっぷり褒めることを忘れずに!少しずつ取り組んでみてください。
アニコム獣医師
2022-04-20 10:28:19
コマンドで教えようという意識は良いですね!ただ、今は声掛けを「構ってもらえてる」と勘違いしている可能性が高いです。まずはコマンドよりも「トイレですると良いことがある」ことを徹底して教えていきましょう。成功したらたっぷり褒め、失敗したら黙って片付けます。トイレでの成功を重ねることによって、排泄に集中できるようになるので、コマンドはそうなってからが◎。焦らず取り組んでいきましょうね!
Rimo
2022-04-15 10:16:35
3ヶ月の男の子のトイプードルです。トイレのコマンドを覚えさせたいので、排泄しそうなタイミングか、あるいはしてる途中に声をかけると興奮してしまい、必ず途中で排泄をやめてしまいます。ワンツーワンツーというコマンドを使っています。何か対策はありますでしょうか。
アニコム獣医師
2022-04-13 09:35:20
>みる様
トイレに戻ることを覚えるにはこまめに連れて行くことが大切です。成功したら特別なご褒美をあげてたっぷり褒め「ここでおしっこをすると良いことがある!」と教えましょう。逆に失敗は黙って片付けます。始めはみる様がトイレ内に抱っこで連れて行くところから開始。徐々にトイレ手前で下ろし、最後2~3歩は自分の足で入るように誘導すると、自らトイレに戻ることを覚えていきます。焦らず取り組んでいきましょうね

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