腸閉塞 <猫>

概要

Overview

※コメントへの回答には通常3営業日程度のお時間を頂戴しております。何らかの症状が見られる場合は、かかりつけの動物病院にご相談ください。

 

腸閉塞とは、消化管(胃や腸)の内容物がなんらかの原因で通過できなくなっている状態(閉塞)をいいます。閉塞の状態によっては腸の機能を障害し、命にかかわることもあります。

※コメント欄は、同じ病気で闘病中など、飼い主様同士のコミュニケーションにご活用ください!記事へのご意見・ご感想もお待ちしております。


※個別のご相談をいただいても、回答には通常3営業日程度のお時間を頂戴しております。
誤飲したものによっては、誤飲後1~2時間以内の催吐処置が適切な対応である場合や、逆に吐かせるのが危険な場合、あるいは人体薬等の中毒性のある物質の誤飲は早急な治療が必要となる場合などがございます。
そのため、誤飲またはその可能性がある際は、まずは動物病院にご相談ください。
また、上記以外の場合であっても治療が必要となることがあるため、誤飲やその可能性に気付かれた時点で動物病院にご相談ください。

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原因

腸閉塞の原因には、異物の誤食や腸重積(腸管がとなりの腸管の中に入り込んでる状態)、回虫などの腸内寄生虫の大量寄生、腹腔内の腫瘍、ヘルニアなどの原因があります。この中で猫では特にボールやオモチャ、ひもやビニールなどの日常生活品などの誤食が原因となって発生することが多いといわれています。

症状

腸の閉塞の状態によって、症状は異なります。一般的に頻回の嘔吐や食欲不振、腹痛などを起こします。
腸閉塞により腸の血管の血液循環が阻害されている場合には重症となり、激しい腹痛やショック状態に陥ることもあります。

治療

腸閉塞の原因を取り除く治療となります。多くの場合、手術による外科的処置を行います。
閉塞によって腸管の血管の血行障害が起こり、腸管の壊死(腸管の組織が回復できないほどダメージが激しい状態)を起こしている場合は、その腸管部分を切り取り、腸管の端々を接合する手術となります。また、ショックなどを起こしている場合は、点滴などの処置を行い状態の改善を図ることが優先されます。

予防

猫の腸閉塞の原因には異物の誤食が多いため、猫の身の回りに誤食するようなものを置かないようにすることが重要です。
また、寄生虫などが原因となることがあるので、定期的に検便を行いましょう。
上記のような症状がある場合は、重症になる前に早めに通院、検査を受けてください。

病気のデータ

Disease data

病気のかかりやすさ(%)

平均年間通院回数
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みなさんからのコメント

Comment
ナウシカ
2024-03-26 14:10:48
薬は腸の扇動を助けるもの、便が腸内を滑りやすくするもの、下剤など。
食欲は少し、食べても履いてしまいます。また排尿も出来ていません。
寝床とトイレを頻繁に往復する他痛みはなさそうです。元気はありませんが、
膝に載ったりゴロゴロ言ったりは出来ています。白目が出たりしていません。
どうした良いでしょうか
アニコム獣医師
2024-03-29 10:00:38
>ナウシカ様
猫の腸管狭窄による便秘には様々な原因があり、馬尾症候群により神経疾患を起こし排泄がしにくい場合や、腸管にポリープや腫瘍があり便が出にくい場合なども考えられます。貯留便をかき出しても、再度同じ部位で便が詰まれば、日数の経過と共に食欲低下や嘔吐の症状が出てきます。便秘の原因により治療方法が異なり、薬の種類も様々で便秘用フードもありますので、再度早期に先生に相談することをお勧めします。
ナウシカ
2024-03-26 14:03:08
我が家の14才の雌猫(ナウシカ)が腸閉塞らしいのです。獣医によりレントゲンを撮って大腸の肛門に近いところが狭くなってしまい排泄が出来ない状態と言われました。4日間ほど便秘が続いた後のことでした。
その時浣腸や指で掻い出す方法で部分的に摂り出すことが出来ましたが、固くなった便が腸内に残り、そのせいだと思うのですがその後も排便が出来ていません。
発症して2週間半になりますが、薬の効果もありません。

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