【トルコ・シリア大地震のペット救援募金】ご報告|約700万円を寄付しました

2023.06.08

アニコム ホールディングス(以下 アニコム)は「トルコ・シリア大地震におけるペット救援募金」プロジェクト(2023年3月1日~4月28日)を通じて皆さまからいただいた寄付金と、アニコムグループからの200万円、またアニコム社員からの寄付、合計6,858,845円を2023年5月11日にIFAW(国際動物福祉基金)へ寄付しました。寄付金はすでに現地の愛護団体に届けられ、どうぶつの救護活動等に活用されています。本記事では募金プロジェクトの経緯や、寄付金の使途についてお伝えします。

募金プロジェクトの経緯

▲地震により倒壊したシリアの建物 ©House of Cats Ernesto

 

トルコ南東部とシリアの国境付近で2023年2月6日未明(現地時間)に発生した大地震やその余震により、トルコ南部とシリア北部において多くの建物が倒壊し、両国での死者数は5万人以上にのぼったと報道されています。また人間だけではなく、多くのどうぶつたちが建物の下敷きになったり飼い主と離れ離れになったりと、どうぶつたちにも深刻な被害が発生しました。

アニコムでは地震の知らせを受け、現地の方々とどうぶつたちに対して少しでも力になれればという想いから、3月に募金プロジェクトを開始し、多くの方々にご支援をいただきました。ご協力いただいたすべての皆さまに、心より御礼申し上げます。

被災したどうぶつたちの支援に活用

▲救助したどうぶつの治療を行う様子 ©House of Cats Ernesto

 

地震発生直後から、現地の動物愛護団体らは被災したどうぶつや飼い主に対する救護活動を開始しました。しかし、愛護団体自身も地震の被害により活動が制限され、現地で円滑に救護活動を行うための緊急的な支援が必要な状態でした。

 

▲野外テントでどうぶつの処置にあたる救助チーム ©Haytap

 

そのためアニコムでは、可能な限り早い段階から現地の団体を支援できるよう、IFAWと連携を進めてきました。皆さまからお寄せいただいた寄付金の一部は、すでにトルコの動物愛護団体「Angels Farm Sanctuary」に対する支援に活用されています。

 

▲寄付金で購入された、被災どうぶつ支援のトラック ©Angels Farm Sanctuary

 

「Angels Farm Sanctuary」は被災地から救出したどうぶつをシェルターに移送したり、新たに購入したトラックでフードの入手が困難な飼い主に物資を届けたりするために寄付金を活用して、被災したどうぶつたちの支援を続けています。
また残りの寄付金は、地震の後に保護されたおよそ1,700頭のどうぶつたちのフードや獣医療、医薬品の提供の他、収容数を増やすためのシェルター増設費などに充てられる予定です。

どうぶつと飼い主の支援のためにできることを

2022年にアニコムが行った「ウクライナのペット救援募金」に続き、今回も多くの方々にご協力いただきました。私たちの家族であるどうぶつたちと、その飼い主たちの力になりたいというアニコムの想いに、多くの方々からご支援をいただいたことに、心から感謝申し上げます。
今回の地震の犠牲となられた方々とどうぶつたちのご冥福と、現地の一日も早い復興を、心よりお祈り申し上げます。アニコムは、被災地の一日も早い復興とどうぶつたちの支援のため、引き続きIFAWと連携を取りながら取り組んでいきたいと考えています。

 

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公開日:2023.6.8