
災害時に役立つ「猫のトイレ」|作り方を動画で解説!
2022.12.082021年3月11日、東日本大震災からちょうど10年を迎えます。いざという時に備えて、平常時から準備をしておくことが大切です。そこで、「災害時に役立つグッズ」として、「猫のトイレ」の作り方をご紹介します。覚えておくと万が一の災害時に活躍すること間違いなし! わかりやすく動画でもご説明しますので、ぜひ作ってみてくださいね。
【関連記事】
災害時に役立つ、「犬の手作り首輪」|作り方を動画で解説!
災害時の猫トイレ、どうする?
災害時、愛猫のトイレはどうするか決めてありますか? しっかり備えてある方もいらっしゃるかもしれませんが、災害時はいつも通り、いつものものが使える環境かはわかりません。代わりのもので代用できるように知識を備えておくのも大切です。災害時でも手に入りやすいもので作れる、簡易的な猫トイレの作り方をご紹介します。
猫のトイレの作り方
猫ちゃんは、綺麗好きで特にトイレにこだわりを持つ動物さんです。生活スペースとはまた別に、落ち着いてトイレが出来る環境を作ってあげる必要があります。もちろん、いつもの猫砂やシートがあればベストですが、それらが手に入らない非常時にも、トイレを用意してあげられるよう、作成してみてください!
●材料
- 段ボール箱(大きさの目安は、猫ちゃんの体長(頭から尻尾の付け根まで)×1.5倍)
- 新聞紙(3枚程度)
- ゴミ袋
- カッター
- (あれば)テープ
- (あれば)ペン
●作り方
①段ボール箱の側面を、猫ちゃんがまたげる高さになるようカッターで切ります。
※ペンで高さの目印をつけると切りやすいです。
※カッターを使うときは猫ちゃんから離れて十分に注意しましょう!
②中から外側へ被せるように、段ボール箱全体をゴミ袋で覆います。
※ゴミ袋は段ボール箱の四隅にぴったり沿わせるときれいに仕上がります。また、段ボールの裏はテープで止めるとより安定します。
③段ボール箱の床面のサイズに合わせて新聞紙を折ります。
※四隅をしっかり折り込み、箱とフィットする形にしましょう。
④段ボールに、新聞紙を入れ込みます。猫ちゃんの足が引っかからないよう、箱に沿うように新聞紙を密着させましょう。
⑤④と別の新聞紙を幅1~2cmのリボン状に裂きます。
新聞紙を裂く様子
※新聞紙の繊維の向きに沿って、縦向きが裂きやすいです。
⑥段ボールに、裂いた新聞紙をたっぷり入れたら猫トイレの完成です!
猫ちゃんがトイレを使った後は、段ボールからゴミ袋を外しそのまま捨てることができます。
くわしくは、YouTubeに動画でアップしています!
わかりづらい箇所は動画で確認してみてくださいね。
【災害時に役立つ!新聞紙で「猫トイレ」を作ろう!】
また、動画ではその他にも、災害時に役立つ人間用のお皿やスリッパの作り方もご紹介しています。特にお皿は、万が一の時、猫ちゃん用としても使うことが出来るので、覚えておいて損はありません。ぜひ併せてご覧ください。
実際に作ってみた!
今回はお2人の飼い主さんに協力を依頼し、実際にトイレを作成していただきました! 果たして猫ちゃんは使ってくれるでしょうか…?
■ペペちゃんの飼い主さん感想
「自宅にある材料で作ることができたので、とても簡単でした。カッターを使用するので、刃先の扱いや、切った段ボールの切れ目に注意して作成しました。 ペペが普段気に入っている箱を使ったので最初は不思議そうに入っていましたが、 すぐに出ていってしまいました。自分のにおいがしなかったのか、正直、トイレとしては認識していなかったと思います。 いざという時のために、普段からトイレの練習をさせておこうと思いました。」
■はなちゃんの飼い主さん感想
「簡単に作ることが出来ましたが、全く使ってくれず、かぶせてあるビニールで遊んだり、隠れ場所として使ったりと別の使い方をしていました。」
いざという時のために、わが子にも作ってあげよう!
2頭とも残念ながら、本来の目的であるトイレとしては使ってくれませんでしたが、これは猫ちゃんがトイレにこだわりがあるどうぶつだからこそ。それに、普段使えないもの・できないことは、災害時にできるはずがありません。猫ちゃんだって、防災訓練が必要です。
まずはいざという時のための訓練として、一度作ってスペアとして使用してみるのもいいかもしれません。興味を持ってもらえるよう、猫ちゃん自身や飼い主さんのにおいがついているタオルを入れてみるなどして、この猫トイレに少しでも慣れてもらうことが大切です。あるいは猫ちゃんにトイレだと認識してもらえるように、普段の猫砂を少しいれておくのもいいかもしれません。
どんなときも、愛猫を守ることができるのは飼い主さんです。愛猫のために普段からできる備えをしてあげてくださいね。
公開日:2021.3.9