肛門嚢アポクリン腺癌 <犬>

概要

Overview

犬の肛門の左右には、肛門嚢(腺)という分泌物を貯める袋が一対あります。肛門嚢アポクリン腺癌は、この肛門嚢内のアポクリン腺から発生する腫瘍です。比較的高齢の女の子に多くみられ、悪性で転移しやすい腫瘍の一つです。

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原因

発生の原因ははっきりとわかっていません。避妊済みの犬で発生が多いとの報告もありますが、性ホルモンとの明確な関連性は分かっていません。

症状

腫瘍が放出するホルモン様物質の影響で高カルシウム血症を起こすことがあります。これに伴い、食欲不振、体重減少、嘔吐、多飲多尿の症状がみられます。腰骨下リンパ節への転移が認められることがありますが、他の臓器への転移は、まれです。

治療

高カルシウム血症がある場合には、二次的に神経筋系、胃腸系、腎臓系および心臓系に障害が生じることがあるので、その症状の緩和のための治療を行います。腫瘍の外科的切除が有効ですが、加えて化学療法や放射線療法なども選択肢として挙げられます。

予防

発症原因がはっきりわからないため、発症自体を予防することは困難です。しかしながら、早期発見による早期治療が重要となりますので、定期的に検診を行いましょう。

病気のデータ

Disease data

病気のかかりやすさ(%)

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みなさんからのコメント

Comment
スモールリリー
2023-12-29 17:47:00
肛門線がんと診断され、腹部リンパ節にも転移があり、早急に手術、放射線治療を勧められました。
やはり少しでも早く治療したほうが良いでしょうか
アニコム獣医師
2024-01-09 16:26:41
>スモールリリー様
肛門嚢腺がんなど悪性の腫瘍の場合、一般的には進行するスピードも速いため、なるべく早期の治療開始が望ましいですが、どの程度転移が進んでいるか、どの程度治療効果が見込めるかなどによっても、どこまで積極的に治療をするか判断が異なります。ご心配な状況と思われますが、主治医様ともよくご相談くださいね。

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