概要
Overview肛門の周囲および尾根部によくみられ、硬い結節として発生する腫瘍で、痒みを伴うこともあります。高齢の去勢していない男の子の犬に比較的多くみられ、悪性のものと良性のものがあります。女の子での発生は、ごくまれとされていて、発生した場合悪性のものが多いといわれているので注意が必要です。
※コメント欄は、同じ病気で闘病中など、飼い主様同士のコミュニケーションにご活用ください!記事へのご意見・ご感想もお待ちしております。
※個別のご相談をいただいても、ご回答にはお時間を頂戴する場合がございます。どうぶつに異常がみられる際は、時間が経つにつれて状態が悪化してしまうこともございますので、お早目にかかりつけの動物病院にご相談ください。
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原因
雄性ホルモンが大きく関与しているといわれています。
症状
良性の場合でも、腫瘍の程度によって皮膚の潰瘍化、出血、化膿などを引き起こすことがあります。また、さらに進行すると排便障害(便が出にくい)などの症状が現れる場合があります。
治療
多くの場合、腫瘍の外科的摘出を行います。また、多くの場合、発症に雄性ホルモンが関与しているため、男の子の場合には、腫瘍の摘出手術と同時に去勢を行います。
予防
発症に雄性ホルモンが関与しているので、若いうちに去勢をすることがこの病気の予防となります。また、良性の場合でも経過とともに悪性に変化する場合があるので、肛門付近(肛門の周囲および尾根部など)にしこりが発見された場合は早めにかかりつけの動物病院に行きましょう。
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肛門横は自壊→異臭→無理やり絞りだし(!)→相談の結果去勢で落ち着きました。
15歳の今は尾根の方が自壊しているのですが、こちらは異臭がしないため現状維持です。
※うちの場合は年齢のために去勢を渋られたのでこうなりました
みなさんも少しでも指摘されたら早めの去勢をおすすめします!!
後手に回ると異臭も費用もすごいですよ!
初期の僧帽弁閉鎖不全症があります。
肛門周囲腺腫らしきものが見つかり大きさは0.4ミリ
手術ですが全身麻酔になりますか
心臓のことを考えると心配です
局所麻酔で取って
去勢手術をしないと再発の確率はどのくらいですか
肛門周囲腺腫は未去勢の男の子で見られる良性腫瘍です。局所麻酔で腫瘍だけ摘出し未去勢の場合の再発率については分かりかねますが、性ホルモンが影響するため去勢手術をしないと再発の可能性は高いです。また、腫瘤の大きさ、発生部位、切除範囲により手術や麻酔の方法が異なります。通常は全身麻酔が一般的ですが、実際の状況によっても判断が異なるため、詳細については主治医様によくご相談ください。
断尾は一般的に生活に大きな支障はありませんが、感情表現の一つを失う、長さによっては平衡感覚が鈍ることがある、術部からの感染、わんちゃんや手術の状況によっては麻酔時間が長くなる等のデメリットもございます。断尾と去勢それぞれのデメリットとメリットのどちらが大きいのか、腫瘍の種類、大きさ、部位等によって判断は異なるため、再度担当の先生とよくご相談されることをおすすめします。
尻尾に大きい塊ができ病院で検査をしたらこちらの病気の疑いがあると言われました。
場所が尻尾なだけに尻尾を切断するか去勢をして様子を見るか選択を迫られています。様子を見てもし、小さくならなければ再度手術が必要と言われていて相談する人も居なくどうしようか迷っています。犬にとって最善はどちらなのでしょう…