黄色脂肪腫(イエローファット) <猫>

概要

Overview

黄色脂肪症(イエローファット)とは栄養の偏りによって、お腹や胸などの脂肪が性質を変え、その部分に硬いしこりや炎症が生じる病気です。

※コメント欄は、同じ病気で闘病中など、飼い主様同士のコミュニケーションにご活用ください!記事へのご意見・ご感想もお待ちしております。
※個別のご相談をいただいても、ご回答にはお時間を頂戴する場合がございます。どうぶつに異常がみられる際は、時間が経つにつれて状態が悪化してしまうこともございますので、お早目にかかりつけの動物病院にご相談ください。

お近くの動物病院をお探しの方はこちらアニコム損保動物病院検索サイト

 

原因

マグロ、カツオ、アジ、サバ等の青魚に含まれる不飽和脂肪酸の過剰摂取が原因となって引き起こされます。一般的に不飽和脂肪酸は血液をさらさらにし、がんを抑制するなど体に良い影響を与えるものですが、過剰摂取によって、猫の脂肪を酸化させて変性・炎症を引き起こします。脂肪は本来白色ですが、この病気になると黄色く変色することから、黄色脂肪症(イエローファット)と呼ばれます。

症状

後肢の間の腹部や胸部の皮下の脂肪が変性し、炎症やしこりが生じます。また、その部分に痛みが生じるため、歩行異常がみられたり、腹部を触られるのを嫌がったりします。症状が重くなると、食欲も失われます。

治療

黄色脂肪腫を治療するには、まずその原因となる魚類を与えるのを止め、バランスのとれた良質の食事に切り替えます。痛みがある場合には、対症療法をあわせて行ない、脂肪の酸化を抑えるビタミンE製剤の投与を行なうこともあります。

予防

魚類中心の食生活を止め、栄養バランスのとれた食生活を心がけましょう。

病気のデータ

Disease data

病気のかかりやすさ(%)

平均年間通院回数
通院1回あたりの平均単価
他の動物種のデータを見る

病気のデータ

他の動物種のデータを見る

コメントを書く

※20文字以内で入力してください
※200文字以内で入力してください
画像
最大3ファイル / 64 MB 制限 / 許可されたタイプ: png gif jpg jpeg

アニコム損害保険株式会社

アニコム損害保険は、ペット保険を通じて、飼い主様の涙を減らし笑顔を生み出す保険会社を目指しています。

保険金支払データの分析を通じ、どうぶつがケガをしない、 病気にならないための情報の提供など、予防促進に取り組んでまいります。