食道炎 <猫>

概要

Overview

食道炎とは、口から胃まで食物を運ぶ器官である食道の粘膜に炎症が起こる病気で、食べ物を食べた時に痛みが生じます。まれに食道炎が原因で、食道の内腔が狭くなる食道狭窄などを起こすこともあります。

 

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※個別のご相談をいただいても、ご回答にはお時間を頂戴する場合がございます。どうぶつに異常がみられる際は、時間が経つにつれて状態が悪化してしまうこともございますので、お早目にかかりつけの動物病院にご相談ください。

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原因

食道炎の発症には、下記のように様々な原因があります。
・刺激性の薬品や熱いものなどを摂取することによるもの
・とがった金属片やプラスチック、鳥や魚の骨などを飲み込んで食道を傷つけることによるもの
・その他の食道の病気(巨大食道症や食道の腫瘍など)に起因して発症するもの
・胃炎などのため、嘔吐を繰り返し行ったことで、胃酸の刺激により起こるもの
・胃カテーテルや内視鏡などによる医原的な食道の損傷

症状

食道炎が起こると食欲がある場合でも、食べた後すぐに吐くような動作を繰り返したり、よだれを垂らしたりする症状がみられます。また、食道に痛みが生じるため、猫は首や胸あたりを触られるのを嫌がります。また、痛みのため食欲が低下することもあります。

治療

食道炎が起こっている原因がある場合はその原因についての治療を行い、併せて抗生物質や抗炎症剤などの投与を行ないます。食欲が無かったりうまく飲み込めないときには、流動食を与えたり点滴治療を行なうことがあります。また、食道炎が原因で食道狭窄が発症した場合には、食道の狭くなった部分をバルーンカテーテルで拡張させたり、外科的に切除する治療が施されたりすることもあります。

予防

猫が飲み込んでしまう可能性のある小さなプラスチックや金属の破片、魚や肉の骨等を猫が口に入れないよう注意しましょう。また、嘔吐が発症の原因となることがあるので、嘔吐の症状がある場合は早めに通院、治療を行いましょう。また、その他上記のような症状が見られる場合も、早めに動物病院にご通院ください。

病気のデータ

Disease data

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