核硬化症(かくこうかしょう) <犬>

概要

Overview

眼にはカメラのレンズのような役割をしている水晶体と呼ばれる器官があり、水晶体の中心には水晶体核と呼ばれる硬い部分があります。この核はタマネギのように何枚もの層でできていますが、加齢に伴い、この層が中心に向かって圧縮されて硬くなり、青みを帯びて白く見えるようになります。この状態を核硬化症といいます。核硬化症だけでは視力障害を起こすことはありませんが、肉眼で見ただけでは白内障と変わりません。白内障と区別することが重要ですので、変化に気づいたら、まずはかかりつけの動物病院さんに相談してみましょう。

核硬化症

※コメント欄は、同じ病気で闘病中など、飼い主様同士のコミュニケーションにご活用ください!記事へのご意見・ご感想もお待ちしております。
※個別のご相談をいただいても、ご回答にはお時間を頂戴する場合がございます。どうぶつに異常がみられる際は、時間が経つにつれて状態が悪化してしまうこともございますので、お早目にかかりつけの動物病院にご相談ください。

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原因

原因は水晶体の老化によるものです。犬が6歳くらいになると、水晶体の中心部分に白い丸い輪郭がみられるようになります。

治療

白内障を併発している場合は点眼をすることもありますが、核硬化症に対しての治療は必要ありません。白内障を併発することも考えられますので、5、6歳になったら、定期的に眼科検査をお受けになることをお勧めします。

予防

核硬化症では視覚を失うことはありませんが、核に混濁が起こる白内障を併発すると視覚障害が起こります。核硬化症は老化の一種ですので、予防方法はありませんが、早期に発見することにより、白内障の併発に注意しましょう。

病気のデータ

Disease data

病気のかかりやすさ(%)

平均年間通院回数
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みなさんからのコメント

Comment
ころんママ
2022-01-05 05:32:41
9歳くらいから黒眼が白っぽく見えるようになり、最初は白内障になったのかと思い
病院で診察&検査を受けました。
核硬化症は年相応で、白内障は黒眼の周りに少し症状がありましたが、視力に問題はなく、これから定期的に検査していく予定です。飼い主の気休めかもしれないけど、サプリメントを服用させています。
コチカメ
2024-01-16 03:57:31
わたしの愛犬はチワワミックス犬です、やはり核硬化症との診断でした、

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