尿毒症 <犬>

概要

Overview

腎臓は、犬の体の中で不要になった老廃物や毒素を尿の中に排出を行っている臓器ですが、この腎臓が障害を受けて十分に機能しなくなると、老廃物や毒素が体内に蓄積し、様々な障害を生じます。この状態を尿毒症といいます。

※コメント欄は、同じ病気で闘病中など、飼い主様同士のコミュニケーションにご活用ください!記事へのご意見・ご感想もお待ちしております。
※個別のご相談をいただいても、ご回答にはお時間を頂戴する場合がございます。どうぶつに異常がみられる際は、時間が経つにつれて状態が悪化してしまうこともございますので、お早目にかかりつけの動物病院にご相談ください。

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原因

尿毒症は腎機能が障害され、有害な物質が体内に蓄積することで起こります。腎機能障害には、細菌やウイルスの感染による腎炎や外傷・薬物などによる中毒、心不全やショックなどによる腎血流量の低下、免疫疾患などによる腎炎、尿路結石症などによる尿路の閉塞などさまざまな原因があげられます。

症状

食欲不振や嘔吐、下痢、元気消失、体重減少、口臭などの症状があらわれ、重症になると意識の混濁や痙攣などの神経障害が起き、死に至ることもあります。

治療

尿毒症の治療では、体内に蓄積した老廃物を尿と一緒に除去することが主体となります。
その方法としては、点滴(静脈点滴や皮下点滴など)や利尿剤の投与により尿量を増やすことや、腹膜透析などを行うことで、老廃物の排出を促します。
また、腎障害の原因となっている疾患がある場合はその治療も同時に行います。

予防

尿毒症を引き起こす腎障害の原因となる疾患の早期発見、早期治療が重要となります。定期的な血液検査や尿検査などの健康診断を受けることも大切です。腎障害を起こすと、多飲多尿の症状を示すことが多く、尿路結石などによる尿道閉塞では排尿障害が起こることから、ご自宅では、犬の飲水量・排尿の状態のチェックをこまめに行ないましょう。上記のような症状がみられた場合は、早めに動物病院にご相談ください。

病気のデータ

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みなさんからのコメント

Comment
バルくん
2023-10-27 09:52:16
腎臓病で 週一回の点滴にしたのですが
かなり尿毒素がまわってるとのこと
寝たきり状態で 両足気づいたら
床ずれで グチュグチュ状態です
軟膏をもらってつけては いますが
肉球も剥がれそうになってます
昨日 病院で点滴をしてもらい
貧血がひどいので ホルモン注射を
これから 週一回ずつしていくとのことでした
もう、ターミナル期のような気がします
ホルモン注射とか大丈夫?
アニコム獣医師
2023-11-01 09:31:55
>バルくん様
一般に注射用ホルモン剤には様々な種類がございますが、腎不全による貧血がある場合には造血ホルモン注射を使用することがあります。貧血が改善することで意識状態や活動性、食欲、だるさ等の苦痛なども改善することもあるため、どうぶつさんの全体的な状態を見たうえで注射を推奨することがあります。ご不安もあると思いますので、主治医様ともよくご相談くださいませ。
シュウガー
2022-09-12 13:03:38
家の犬は,今、腎不全と診断され、点滴を、しています。腎不全になった時は、なにも食べなかったです。今は、少しだけですが食べれるようになりました。
パパリブ
2021-10-24 07:49:33
現在17歳の愛犬が、腎臓の数値がかなり悪く、ほとんど寝て切り状態です。先週21日の夜痙攣が起こり、急いでかかりつけの病院へ連絡、処置を済ませ、帰宅、その後は落ち着いてますが、いつ再発するかわからないので、座薬を処方しておらいました。ほとんど何も口につけられない状態でしたが、点滴を実施、その他自宅で、チュールを水で溶いて経口投与したところ、2日後自分で水を飲める状態になりました。
クーのお父さんより
2021-03-09 20:40:24
3月に入り突然ぐったりとしてしまい食事もしなくなったので獣医さんに診てもらいました、結果は腎臓病(尿毒症)で数値もかなり高くなっていてあまりよくないとのことでした。数回点滴をしましたが5日後には旅立ってしまいました。思えば1月頃から以上に水を飲むようになったことです。尿毒症になっていることにきずかなかったことが今、悔やまれてなりません。1月~2月初めまでは元気に散歩していましたので。早い時期にきず

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