概要
Overview会陰ヘルニアは、肛門の周囲(会陰部)にある筋肉の隙間から、お腹の中の臓器や脂肪が飛び出る病気です。肛門をはさんで両側性に発生することが多いですが、片側のみに発生する場合もあります。

※コメント欄は、同じ病気で闘病中など、飼い主様同士のコミュニケーションにご活用ください!記事へのご意見・ご感想もお待ちしております。
※個別のご相談をいただいても、ご回答にはお時間を頂戴する場合がございます。どうぶつに異常がみられる際は、時間が経つにつれて状態が悪化してしまうこともございますので、お早目にかかりつけの動物病院にご相談ください。
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原因
肛門の周囲(会陰部)の筋肉が薄くゆるくなってしまうために、その隙間から臓器や脂肪が飛び出てしまい肛門の周囲の腫れが見られる病気です。筋肉が薄くなってしまう原因に男性ホルモンが関与しているといわれ、未去勢の中高齢の雄の犬で多く発生します。
症状
筋肉の隙間に臓器や脂肪が飛び出てしまうため、外観で肛門の周囲が膨らみます。飛び出ている臓器によって症状が異なります。多くの場合、腸管が飛び出るため、しぶりなどの排便困難の症状を起こしますが、膀胱や尿道などの場合、排尿困難や尿がでない等の症状が現れます。
治療
会陰ヘルニアの治療はほとんどの場合、外科的手術によって飛び出した臓器を元の状態に戻し、筋肉の隙間をふさぐ治療となります。病気の発生に男性ホルモンが影響しているため、去勢していない犬の場合は再発防止のために、同時に去勢手術を行います。
予防
発症には、男性ホルモンの関与があるとされているため、若いうちに去勢をすることが予防につながります。ご自宅では、犬の排便・排尿状態のチェックをこまめに行ないましょう。また、排便困難や血尿などの異常がみられた場合は、早めに動物病院にご相談ください。
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先月前立腺肥大症で、去勢手術をしました。その後おしりにポッコリうんちが出てきたようになり、去勢手術の抜糸の時に分かり、会陰ヘルニアと診断され、また手術になりました。
また右側もやることになるかもです。
やはり早めの去勢は大事ですね。