お部屋の温度は何度ですか?
同じお部屋にいても、人とワンちゃんでは感じる温度が異なる場合があります。暖かい空気はお部屋の上に溜まり、冷たい空気はお部屋の下に溜まる性質をもちます。そのため、私たちが快適だと思う温度であっても、普段私たちの足もとで過ごしているワンちゃんにとっては、そうではないこともあります。では、人もワンちゃんも快適な温度にお部屋を保つためにはどうしたらいいのでしょうか。
ワンちゃんにとって快適な温度とは?
子犬であれば室温25℃前後をおすすめしています。基本的に人が快適に過ごせる温度で問題ありませんが、子犬は特に体調を崩しやすいので、よく注意して様子をチェックしましょう。
※成犬の場合、25℃では暑い場合があります。様子を見ながら温度を調節しましょう。
ワンちゃんにみられる体調の変化とは?
ワンちゃんに以下のようなサインが見られたら、暑過ぎる、寒過ぎると感じているかもしれません。
【暑がりサイン】
・呼吸がはやい(ハァハァとつらそうにしている)
・冷たいところで寝ている
【寒がりサイン】
・丸まってじっとしている
・ふるえている
・動きたがらない
上記のサインが続くと、元気喪失、ふるえ、嘔吐、下痢、せき、鼻水などの症状につながることがあります。体調を崩さないためにも、こまめにワンちゃんの様子に異変はないかチェックし、適切な温度管理を心がけましょう。
エアコンで温度を設定しておけば大丈夫?
エアコンの設定温度と、実際のお部屋の温度は異なる場合があります。特に冷房の場合は、足下に溜まった冷たい空気が、ワンちゃんにとって寒すぎないか注意が必要です。では、人が感じる温度と、ワンちゃんの感じる温度を同じように快適なものにするにはどうしたらいいのでしょうか?
そのポイントは、お部屋の空気をかき混ぜることです。エアコンをかけていても、かけていなくても、空気をかき混ぜて温度を均一にする方法をご紹介します。
【窓を開けて換気をする】
窓を開けて定期的に換気をしましょう。お部屋の対角にある窓や扉を開けるとより効果的です。
【扇風機を使う】
扇風機の風でお部屋の空気をかき混ぜることができます。サーキュレーターやシーリングファンも有効です。
※エアコンの人感センサーは、ワンちゃんをはじめ、どうぶつに反応しないことがあります。また、ワンちゃんにお留守番をしてもらう時にオートオフ機能(エアコンが、人がいないと判断して自動でオフになる機能)が作動する場合もありますのでご注意ください。
ワンちゃんのおうちでの様子をチェックしながら、温度管理に注意し、快適に過ごせる温度を目指しましょう。