歯みがき(2) <犬>

上手に歯のお手入れをするために

「歯のお手入れが大切なことはわかっているのだけれども、ワンちゃんが嫌がってできないんです」というお声をよく耳にしますが、少し工夫をすることで上手くできるようになるかもしれません。ぜひお試しください。

◇少しずつ慣らしていく
最初は口元を触ることから初めて、褒めながら、ちょっとだけ口の中に手を入れてみましょう。
今日はここで終わりです。この時点で「お利口だったね」 「さぁ、ボールで遊ぼうか」と楽しい時間へとつなげていきます。

次の日は歯を少しだけでも触ってみましょう。この後もうんと褒めて、大好きなオモチャで遊んだり、お散歩にいったり、ワンちゃんが喜ぶことをしてあげます。日にちをかけて少しずつお手入れの時間を長くしていきます。

「何だ、怖くなかった。大丈夫だったよ」「お母さんに歯を触らせてあげると、オモチャで遊んでもらえた」というプラスの記憶をたくさん作っていきましょう。

◇楽しいことと関連付けよう
歯のお手入れとワンちゃんにとって嬉しいことを関連付けていくことで、苦手なことを少しずつ好きなことにしていくことができます。また、歯ブラシを急に口の中に入れるのではなく、最初は「歯ブラシ=よいもの」というイメージ付けから始めます。「楽しく遊んでいるときに、何気なく歯ブラシをその辺においておく」、「大好きなワンちゃん用のチーズペーストのにおいをつけておいて、ちょっと舐めさせみる」というような経験をさせておくのも良いでしょう。

◇飼い主さんの毅然とした態度
優しい中にも、きりっとした厳しい姿勢のある、たくましい飼い主さんがワンちゃんの理想です。ワンちゃんの顔色をうかがうと、どうしてもワンちゃんは強気になってしまいますし、飼い主さんがそのような姿勢で行うことに不安を感じてしまいます。

「あなたのために、大切なことをお母さんはしているの。嫌がっても無駄よ。」という態度で臨みましょう。また、噛んだときに手を引っ込めてしまったら、噛めば嫌なことから逃れられるとワンちゃんば覚えてしまいます。お手入れ終了の合図は必ず飼い主さんが決めるようにします。
噛んだときには「いけない」としっかりと目を見て叱り、平然と続けてしまいましょう。上手に触らせてくれたらうんと褒めてあげてくださいね。

◇当たり前だと思わせる
なるべく小さい頃からお口を触る癖をつけましょう。
歯のお手入れをすることをワンちゃんに当たり前だと思わせてしまいます。

 

 

歯みがきは大切なワンちゃんを守るため!

 

1.まずは手で練習をしましょう。
いきなり持ち上げるとびっくりしてしまいますので、はじめは口の周りを触り、徐々に歯や歯肉に触れるようにします。慣れてきたら、上唇を持ち上げ歯を出してみましょう。
この時、嫌な思いをしてしまうと、歯磨きが嫌いになってしまいます。指に美味しい味のするものをつけて触るなどして、「歯を触られること=嬉しいこと」と学習させて慣らしていきましょう。それができるようになったら、指で軽く歯肉をマッサージしてみます。

2. ガーゼを使ってみましょう
慣れてきたら人差し指にガーゼを巻いて、歯茎や歯肉を痛めない程度に、歯と歯肉の表面を軽くこすります。歯磨き剤をしみこませた、歯磨き用のガーゼも市販されていますので利用するのも いいでしょう。

3. 歯ブラシを使ってみましょう
どうぶつ用、または小児用の歯ブラシを使ってみると、さらに効果的です。ただし、歯ブラシが当たって歯肉を傷つけてしまう可能性があるので力を入れすぎないように十分注意しましょう。コツは上手くやらせてくれた時にはうんと褒めてあげることです。無理強いをせずに、根気よく、歯磨きに慣らしていきましょう!

 

 

人とワンちゃんの口内環境の違い

 

ワンちゃんは虫歯になりにくい?
以下の理由から、ワンちゃんは虫歯になりにくいと言われています。

・ワンちゃんの口の中はアルカリ性、人の口の中は弱酸性です。虫歯とは虫歯菌が口の中で糖質を発酵させて酸を作り、歯の表面の組織を破壊していくものですが、ワンちゃんの場合はアルカリ性のため、虫歯菌が繁殖しにくいとされます。
・人の唾液には食べ物の中のデンプンを糖に分解するアミラーゼという酵素があり、この糖が虫歯の原因となりますが、ワンちゃんの唾液の中にはアミラーゼがありません。
・人の歯の多くは臼のような形ですが、ワンちゃんの歯はほとんどが薄くとがった形をしています。

乳歯遺残って何?
永久歯に生え変わる時期が経過しても乳歯が抜けず、残ってしまうことを「乳歯遺残」といいます。小型犬に多いといわれ、ネコちゃんでは、あまり多くないといわれています。
乳歯が残ってしまうと、永久歯が正常な位置に生えず、他の歯や歯肉にあたってしまうことで歯垢や歯石も付きやすくなったり、歯周病にもかかりやすくなります。
また不正咬合を起こすことがあるので、状態によっては抜歯することが多いようです。抜歯の時期やその必要性については個体差があるので、かかりつけの獣医に相談しましょう。

 

 

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