概要
Overview肝リピドーシス(脂肪肝)は肝臓に過剰な脂肪がたまるために肝臓が正常に機能しなくなる病気で、太った猫で多くみられる病気です。
※コメント欄は、同じ病気で闘病中など、飼い主様同士のコミュニケーションにご活用ください!記事へのご意見・ご感想もお待ちしております。
※個別のご相談をいただいても、ご回答にはお時間を頂戴する場合がございます。どうぶつに異常がみられる際は、時間が経つにつれて状態が悪化してしまうこともございますので、お早目にかかりつけの動物病院にご相談ください。
お近くの動物病院をお探しの方はこちらアニコム損保動物病院検索サイト
原因
肝リピドーシスは、栄養障害や脂質の代謝異常、ホルモン異常、ストレスなどが引き金となって起こるといわれていますがはっきりとした原因は不明なケースがほとんどです。過剰な脂肪が肝臓に蓄積され、肝臓の組織が脂肪に置き換わることで引き起こされるといわれてます。特に太った猫では、数日、食欲不振が続き、たんぱく質が不足した状態になると、体の中の脂肪代謝が阻害され、それが引き金となって脂肪肝を発症することが多いので注意が必要です。
症状
元気消失や食欲低下、嘔吐などがみられ、また寝ている時間が多くなります。病状が進むと、黄疸(眼の結膜や口の中の粘膜が黄色くなる症状)が見られ、よだれや意識障害を起こすこともあります。
治療
点滴治療を行ないます。また、猫の食欲がない場合には、さらに症状が悪化してしまうため、栄養補給が併せて必要になり、胃や食道にチューブを設置し、強制的に高たんぱくの流動食を与えます。肝リピドーシスの原因が特定できる場合にはその治療も行ないます。
予防
肝リピドーシスは、特に太った猫に多く発生する病気のため、日ごろから食生活に注意し、肥満予防を心がけましょう。また、特定の症状が無く、気づいたときにはすでに病気が進行していることが多いので、中齢期頃から血液検査などの健康診断を受けるようにしましょう。
他の動物種のデータを見る
- 犬全体
- 大型犬
- 中型犬
- 小型犬
- アイリッシュ・ウルフハウンドってどんな犬種?特徴は?飼いやすい?
- アイリッシュ・セター
- 秋田犬
- アフガン・ハウンド
- アメリカン・コッカー・スパニエルってどんな犬種?気を付けたい病気は?
- アラスカン・マラミュートってどんな犬?気を付けたい病気はある?
- イタリアン・グレーハウンド
- イングリッシュ・コッカー・スパニエルってどんな犬種?なりやすい病気は?
- イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル
- イングリッシュ・セター
- イングリッシュ・ポインター
- ウィペットってどんな犬種?気を付けたい病気はある?
- ウェルシュ・コーギー・カーディガン
- ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
- ウェルシュ・テリア
- ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア
- エアデール・テリア
- オーストラリアン・シェパードってどんな犬種なの?特徴や気を付けるべき病気は?
- オールド・イングリッシュ・シープドッグ
- 甲斐犬
- キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルってどんな犬種?気を付けたい病気を解説!
- グレート・デーン
- グレート・ピレニーズってどんな犬種?気を付けたい病気は?
- ケアーン・テリア
- コリー
- コーイケルホンディエ
- ゴールデン・レトリーバー
- サモエド
- サルーキってどんな犬種?気を付けたい病気はある?
- シェットランド・シープドッグ
- 柴犬
- シベリアンハスキー
- シーリハム・テリア
- シー・ズー
- ジャック・ラッセル・テリア
- ジャーマン・シェパード・ドッグってどんな犬種?気を付けたい病気は?
- スキッパーキ
- スコティッシュ・テリア
- スタッフォードシャー・ブル・テリア
- セント・バーナード
- ダックスフンド(カニーンヘン)
- ダックスフンド(スタンダード)
- ダックスフンド(ミニチュア)
- ダルメシアン
- チベタン・スパニエル
- チャイニーズ・クレステッド・ドッグ
- チャウ・チャウ
- チワワ
- 狆(ジャパニーズ・チン)
- トイ・マンチェスター・テリア
- ドーベルマン
- 日本スピッツ
- 日本テリア
- ニューファンドランドってどんな犬種?気を付けたい病気は?
- ノーフォーク・テリア
- ノーリッチ・テリア
- バセット・ハウンドってどんな犬種?太りやすいって本当?
- バセンジー
- バーニーズ・マウンテン・ドッグってどんな犬種?気を付けたい病気を解説!
- パグ
- パピヨン
- ビアデッド・コリー
- ビション・フリーゼ
- ビーグル
- 外で遊ぶのが大好き!フラットコーテッド・レトリーバーってどんな犬種?
- フレンチ・ブルドッグ
- ブリタニー・スパニエル
- ブリュッセル・グリフォン
- ブルドッグ
- ブル・テリア
- プチ・バセット・グリフォン・バンデーン
- プードル(スタンダード)
- プードル(トイ)
- プードル(ミディアム)
- プードル(ミニチュア)
- プーリー
- ベドリントン・テリア
- ベルジアン・シェパード・ドッグ(タービュレン)
- ペキニーズ
- 北海道犬
- ボクサー
- ボストン・テリア
- ロシアが誇る美しい狩猟犬、ボルゾイについて|気を付けたい病気を解説!
- ボロニーズ
- ボーダー・コリー
- ポメラニアン
- ポリッシュ・ローランド・シープドッグ
- マルチーズ
- ミニチュア・シュナウザー
- ミニチュア・ピンシャーってどんな犬種?気を付けたい病気を解説!
- ヨークシャー・テリア
- ラサ・アプソ
- ラブラドール・レトリーバー
- レオンベルガーってどんな犬?気を付けたい病気はある?
- レークランド・テリア
- ロットワイラー
- ワイアー・フォックス・テリア
- ワイマラナーってどんな犬種?気を付けたい病気は?
腎機能低下が見られ服薬していましたが、11月に入り食事量も激減し動けなくなり。
AST、ALTも基準値を遥かにover。点滴入院もしましたが、以降はほんの僅かな水しか
口にしなくなり…12/25虹の橋を渡りました。
肝リピドーシスでしたが、15歳と高齢でしたのでもっと健康に気を配るべきだったと悔やんでいます。
今はとりあえず明日まで入院となり、今後もどうなるかわかりません。
でもやはり脂肪肝だそうで、その治療におけるリスクで死亡と言われた時はさすがに涙が我慢できませんでした。
ネコちゃんの脂肪肝(肝リピドーシス)は、一般に早急な治療が必要、かつ、長期的な経過観察が必要な病気と言われており、継続的な栄養の補給が重要となります。現在のご様子については、総合的な判断が必要となりますので、主治医と再度ご相談なさることをおすすめいたします。