概要
Overview肝リピドーシス(脂肪肝)は肝臓に過剰な脂肪がたまるために肝臓が正常に機能しなくなる病気で、太った猫で多くみられる病気です。
※コメント欄は、同じ病気で闘病中など、飼い主様同士のコミュニケーションにご活用ください!記事へのご意見・ご感想もお待ちしております。
※個別のご相談をいただいても、ご回答にはお時間を頂戴する場合がございます。どうぶつに異常がみられる際は、時間が経つにつれて状態が悪化してしまうこともございますので、お早目にかかりつけの動物病院にご相談ください。
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原因
肝リピドーシスは、栄養障害や脂質の代謝異常、ホルモン異常、ストレスなどが引き金となって起こるといわれていますがはっきりとした原因は不明なケースがほとんどです。過剰な脂肪が肝臓に蓄積され、肝臓の組織が脂肪に置き換わることで引き起こされるといわれてます。特に太った猫では、数日、食欲不振が続き、たんぱく質が不足した状態になると、体の中の脂肪代謝が阻害され、それが引き金となって脂肪肝を発症することが多いので注意が必要です。
症状
元気消失や食欲低下、嘔吐などがみられ、また寝ている時間が多くなります。病状が進むと、黄疸(眼の結膜や口の中の粘膜が黄色くなる症状)が見られ、よだれや意識障害を起こすこともあります。
治療
点滴治療を行ないます。また、猫の食欲がない場合には、さらに症状が悪化してしまうため、栄養補給が併せて必要になり、胃や食道にチューブを設置し、強制的に高たんぱくの流動食を与えます。肝リピドーシスの原因が特定できる場合にはその治療も行ないます。
予防
肝リピドーシスは、特に太った猫に多く発生する病気のため、日ごろから食生活に注意し、肥満予防を心がけましょう。また、特定の症状が無く、気づいたときにはすでに病気が進行していることが多いので、中齢期頃から血液検査などの健康診断を受けるようにしましょう。
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腎機能低下が見られ服薬していましたが、11月に入り食事量も激減し動けなくなり。
AST、ALTも基準値を遥かにover。点滴入院もしましたが、以降はほんの僅かな水しか
口にしなくなり…12/25虹の橋を渡りました。
肝リピドーシスでしたが、15歳と高齢でしたのでもっと健康に気を配るべきだったと悔やんでいます。
今はとりあえず明日まで入院となり、今後もどうなるかわかりません。
でもやはり脂肪肝だそうで、その治療におけるリスクで死亡と言われた時はさすがに涙が我慢できませんでした。
ネコちゃんの脂肪肝(肝リピドーシス)は、一般に早急な治療が必要、かつ、長期的な経過観察が必要な病気と言われており、継続的な栄養の補給が重要となります。現在のご様子については、総合的な判断が必要となりますので、主治医と再度ご相談なさることをおすすめいたします。