概要
Overview猫の皮膚に肉芽腫という炎症性のしこりができる病気です。しこりの他に皮膚に脱毛や痒みもおこることがあります。病変部分からは白血球の一種である好酸球が多数見られるのが特徴です。
※コメント欄は、同じ病気で闘病中など、飼い主様同士のコミュニケーションにご活用ください!記事へのご意見・ご感想もお待ちしております。
※個別のご相談をいただいても、ご回答にはお時間を頂戴する場合がございます。どうぶつに異常がみられる際は、時間が経つにつれて状態が悪化してしまうこともございますので、お早目にかかりつけの動物病院にご相談ください。
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原因
この病気が発生するはっきりとした原因は分かっていません。アレルギーや感染症などと関与があるといわれており、免疫機能の異常によって引き起こされていると考えられています。また、ストレスも発症のひとつの引き金になっている可能性があるといわれています。
症状
唇や口の中、下腹部やももの内側などの皮膚が盛り上がり、しこり(肉芽腫または潰瘍といいます)ができます。その部分に脱毛などの症状がみられ、激しい痒みを伴うことが多く、猫はしきりにその部分を引っかいたり噛んだりします。
治療
原因がはっきりとわからないため、治療が難しい病気です。ノミやアレルギーが原因となっている可能性もあり、その場合ノミの駆除やアレルギーの治療を行ないます。炎症や痒みを抑える目的で、副腎皮質ホルモン剤を投与することがあります。
予防
好酸球性肉芽腫症候群の発症を予防することは難しいですが、普段から猫とスキンシップを行い、早期発見を心がけましょう。
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2年前から下腹部の毛が徐々に薄くなり、今年の夏頃から、しきりにお腹を舐めるようになり赤いポツポツが出来始めました。(それまでは毛がないだけ。)
アレルギーの血液検査をするも全て陰性。先生に好酸球性肉芽腫ではないかと言われステロイド投薬中ですが、しこりはないんです。膿のないニキビのようなポツポツがあるだけです。これも好酸球性肉芽腫なのですか?暴れるので皮膚検査出来ていません
猫の好酸球性肉芽腫症候群には、明らかなしこりを形成しないタイプもあります。また、脱毛の原因は多岐に渡り、様々なアレルギーや自己免疫疾患、細菌感染や真菌症、外部寄生虫、まれに内分泌疾患など様々な要因により引き起こされます。詳細に調べるためには、皮膚生検など詳しい検査が必要になるため、現在の治療に対する反応をもとに、かかりつけの先生とご相談ください。
コレって、ニキビじゃないですよね?
一般的にネコちゃんのニキビは下顎に出来ることが多く、程度により症状が異なります。重度ですと何箇所も膨らみができ炎症を起こして出血することもありますが、軽度ですと赤みだけの場合もあります。なお、猫の好酸球性肉芽腫症候群は免疫介在性の病気のため、症状が見られる場所や状況がニキビとは全く異なります。ネコちゃんに気になる症状がありましたら、かかりつけの先生にご相談ください。