概要
Overview1~2歳未満の若齢の犬に多く見られる皮膚の腫瘍です。ほとんどの場合、良性の腫瘍だと言われています。
※個別のご相談をいただいても、ご回答にはお時間を頂戴する場合がございます。どうぶつに異常がみられる際は、時間が経つにつれて状態が悪化してしまうこともございますので、お早目にかかりつけの動物病院にご相談ください。
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原因
発生の原因ははっきりと分かっていませんが、若齢の犬にみられることが多く、約50%は2才以下の犬でみられるといわれています。
症状
患部は、丸くドーム状に膨らみ、赤みや脱毛を伴うことがあります。また、潰瘍(※)が形成されることもあり、頭部や四肢などによくみられます。痛みはなく、犬が患部を気にすることはまれだといわれています。
※潰瘍とは、傷害や疾患によって皮膚や粘膜の表面に欠損が生じた病変のことをいいます。
治療
自然に退縮することもありますが、腫瘍が大きくなったり、経過を観察していても小さくなる様子がない場合には、外科的切除を行うこともあります。切除後の予後は、比較的良好だといわれています。
予防
発症原因がはっきりとわかりませんので、発症自体を予防することは難しいのですが、早期発見による早期治療は可能です。検診を定期的に受診することや日頃から犬の体をこまめに触ることを心がけましょう。「しこり」がみられた場合には、早めに動物病院にご相談ください。
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なんかの病気でしょうか?
わんちゃんの皮膚にできものとして認められるものには、感染による炎症性のもののほか、免疫が関連したものや腫瘍などさまざまな可能性が考えられます。見た目からのみで確定的な判断をすることは難しいことも多く、治療に反応が認められない場合、できものに針を刺して細胞を採取する検査など、追加の検査を行うことがございます。再度、主治医の先生に今のご状態についてご相談なさることをおすすめいたします。
脂肪腫が自然消滅することは殆どなく、大きさに変化がない、あるいは大きくなることが多いです。
また、しこりには非常に多くの種類があり、見たり触ったりしただけでは種類の特定ができないことが多いため、状況によってはしこりの種類を調べるための検査を行うこともございます。
今後の方針について、担当の先生とご相談頂くことをおすすめします。