アニコム損害保険は、ペット保険を通じて、飼い主様の涙を減らし笑顔を生み出す保険会社を目指しています。
保険金支払データの分析を通じ、どうぶつがケガをしない、 病気にならないための情報の提供など、予防促進に取り組んでまいります。
異物が食道に長時間存在したり、通過時に粘膜面を傷つけた場合、食道に炎症を起こしていることがあり、異物除去後もお水やフードを飲み込むときに違和感や痛みを感じ、咳が続くことがあります。また、誤嚥性の気管支炎や肺炎、細菌やウィルス感染などでも咳が出ることがありますので、早期に通院いただくことをおすすめします。
ですが、1週間経っても、同じような咳が続いています。1日に5回程度かと思いますが、気管が詰まったような苦しそうな咳です。何が原因と考えられますか?
ご丁寧な返信をありがとうございました。手術のメリット面、デメリット面がよくわかりました!
今は内服薬で落ち着いているので、もう少し、家族や獣医さんと話し合っていきたいと思います。
ありがとうございました!
つづき
気管虚脱は重度の場合、死に至ることもあります。手術はリスクのある治療法ですが、状況によってはそのリスクを負ってでも行った方がメリットが大きくなることがあります。症状の重さや、麻酔に耐えられる健康状態かなどを獣医さんとよく相談しながら治療方法を選択されてください。
気管虚脱の手術には気管内にステントを挿入したり、気管の外側にインプラントを装着して気管を広げるなどの方法があります。いずれも体に異常な反応を起こしにくい素材が使われますが、それでもインプラントへの生体反応によって咳などの症状が残ってしまうこともあります。また、全身麻酔下での手術になりますので麻酔自体へのリスクも伴います。続きます